逃げられない | 心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

3人の母です。

次男と三男は心筋緻密化障害(心筋症)をもって生まれてきました。

次男と三男の闘病記録と、亡くなった後の私の日々の気持ちを書いています。


自分で自分を追い込んでる


逃げたっていいやん?


逃げても敦希のことを忘れる訳じゃない


たまには横に置いといてみたら?


そう旦那に言われた。


私は即「無理!」って答えた。


意地になってる訳じゃない。


ただ本当に敦希のことが頭から離れない。


逃げたいとも思わないけれど


たぶん逃げようとしても逃げられないと思う。


旦那から見たら、私は自分で自分を追い込んでいて悪循環だと。


確かにそうかもしれない。そうだと思う。


でも私は母親になったその日から、ずっとずっと長男と敦希のことを考えて生きてきた。


だから今も変わらず敦希のことも考えるし、もちろん長男のことも考える。


敦希を失った悲しみは一生消えない。


敦希がいたらな…って


いつでも、どこにいてもそう思う。


心の底から笑える日なんて来るんやろか?


どんなに泣いても願っても敦希はかえってこない。


でもそんな悲しみの中で


もがいてもがいて、もがき苦しんで、その中で何とか這ってでも前に進もうとしている自分もいる。


子どもに先立たれる…


これ以上の悲しみはない。



いつか前向きになれる日が来るのかな?


何年、何十年かかるか今の私には全く分からない。


この世をまっとうして生きてこそ、命が終わった時に敦希にやっとやっと会えるのかな?


敦希は本当に一生懸命、誰にも負けないくらいに頑張って生きたもんね。


早く敦希に会いたい


早く迎えに来てよ…


そう思う日もまだまだたくさんある。


でもやっぱり私は敦希の母親。


逃げられない。逃げちゃいけない。


いつか敦希に会える時が来たら、堂々と会えるように私も頑張らなきゃね。


あっくんに早く会いたいよー!