今、目の前にある時間を大切に | 心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

3人の母です。

次男と三男は心筋緻密化障害(心筋症)をもって生まれてきました。

次男と三男の闘病記録と、亡くなった後の私の日々の気持ちを書いています。


敦希が生まれ変わって、また私のもとに3人目として生まれてきてくれて、


その赤ちゃんに敦希と名付けられるのなら、私はどんなに希望をもてるだろう。


でも、そうじゃない。


敦希は敦希でしかない。


敦希の代わりなんて誰もいない。


私は子沢山になりたい訳じゃない。


子沢山がうらやましい訳でもない。


敦希がいい。


だから今の私に3人目は考えられない。





でも、長男を見ていると「長男に生きている弟か妹を…」って気持ちも出てくる。


私がそうだった。


「(生きてはいないけれど)お兄ちゃんと弟がいるんだよ」と言われても、家の中ではいつも寂しかったし、一人で遊んでいた記憶がある。


長男も寂しいんだろな。





どこに行っても、どこにいても


「敦希にも見せてあげたかったなぁ」とか


「敦希も連れて来てあげたかったなぁ」と思う。


心の中では敦希もずっと一緒なんだけどね。






長男の寂しそうな後ろ姿を見ていると、敦希がいてくれたらなぁって何度も思う。


2人仲良く遊ぶ姿


見たかったなぁ…


何度思ったやろ。


これも贅沢な悩みなのかな…?





長男は見た目は天真爛漫で人なつっこく見えるけど、人見知りがあって警戒心も強く慎重な性格だから、家族以外は手を繋ぐことはない。お友達でも嫌がる


そんな姿を見ていつも思うのは、敦希がいた時はずっと手を繋いでいたなぁって。





あんなに可愛がっていた弟がいなくなってしまって、長男はどんなことを考えているのかな?


ICUの入り口で敦希に会いたいと泣き叫んでいたこと、お別れの時に泣き叫んでいたこと、夜泣きをして敦希を探していたこと


鮮明によみがえる。


私よりも耐えて耐えて頑張っているのは長男なのかもしれない。




長男は敦希のことをよく話してくれる時期と、話さない時期がある。


最近は話さない時期


仏壇に手をあわせるのもささっと済ませて行ってしまう。


単に寒いからかもしれんけど…笑


私に浮き沈みがあるように、長男にもいろんな気持ちがあるのかもしれない。





4月からお兄ちゃんは幼稚園


新しい生活が始まる。


お友達と楽しく過ごしてほしいな。





色々考えなきゃいけないこともあるけれど


今、目の前にある時間を大切に


今は長男を精一杯支えて育てていきたい。


もちろん敦希もずっと一緒にね!