振り返ってみて | 心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

3人の母です。

次男と三男は心筋緻密化障害(心筋症)をもって生まれてきました。

次男と三男の闘病記録と、亡くなった後の私の日々の気持ちを書いています。


初めて自分のブログを一から順に振り返って見ています。


当時の感情に触れ、今の私はすっかり元気になったなぁと感じました。


もちろん敦希に会いたくて悲しい気持ちになることもたくさんあるし、敦希を守れなかった悔しい気持ちや後悔の気持ちは全く変わりませんが。





1年くらい前にあるお母さんに言われた言葉があります。


「○○さんはよく乗り越えたなぁと感心します」と。


同じお母さんなのに、そんな風に思うんだなぁと不思議に感じました。


当時はイラッとしたのが本音ですが…


今も私は


「我が子を亡くして乗り越えられることはない」と思っています。


ずっと死ぬまで背負って生きていくものだと感じています。


だって我が子だから。





とある芸能人の方が子どもさんを病気で亡くされて、少し前に赤ちゃんを出産された時のニュースに


「悲しみを乗り越えて出産」と報じられていました。


決して乗り越えた訳じゃないと思うのに、随分と軽い報じ方だなー、と自分のことではないのにムッとしました。


きっと「乗り越える」という言葉にそんなに深い意味はないのだと思います。


でも私のように我が子を亡くした親からしたら、不快に感じる人が多いんじゃないかな?と勝手に思っています。


言葉って本当に難しい…


自分の気持ちは自分にしか分からないように、他人に自分の気持ち全てを理解してもらうことは難しいですね。





まぁ、それにしても当時の私は無理ばかりしていて危なっかしい…


わざわざ自分を追い込んでは疲れ果てていましたが、そうでもしないといてもいられなかったのかな、と思います。


友達も減ったなぁ…


ひどい人もいて自分から離れただけだけど。


こういう時に相手の本性が見えてくる…といったら偉そうな言い方ですが、本当に大切なもの・人が分かったような気がします。





そして敦希への想いですが


いつの日からか「敦希は私のそばにいる」「ずっと一緒だ」という自信が自然にもてるようになりました。


時々、現実を思い知らされることもありますが…


私は私らしく、周りの言葉に惑わされることなく、強く生きていけたらなぁと改めて思いました。








ちょうど3年前の今頃の写真。








先月の夏休みの写真ですが…


お兄ちゃんも来年はいよいよ小学生です。


今は幼稚園の運動会の練習を毎日頑張っています!