今年も開催されました干支の木彫り品評会。
参加人数も増え、今年も大変有意義な時間を過ごせました!
参加頂いた皆様。大変ありがとうございました。今後も共通の趣味と話題を持つ者同士として、交流を深めていければ幸いです♪
まずは私の作品の作業工程を紹介したいと思います。
まず下絵ですが、枠を含めた完成想像図として描きました。
テーマは雲から現れた天馬です。ポイントは不自然で意味不明な星の並びと、ハミ出た翼でしょうか。
今回は付け木(奥行き感を出す為の足し木)と考えたので、下絵も分割しました。
去年の蛇は、全くの一枚板で彫るという方向性でした。
材料は柾目だったので、付け木した部分も木目がなるべく合うように材料に絵を描きました。
結果的に規定の材料を2枚使うことになりました。
手前の翼を彫り抜いた様子です。仕上げ彫りで時間が掛らないようなるべく荒彫りで完成に近付けました。
手前に出る星と渦巻いた雲2つ。
本体は付け木が来る部分に穴をあけ、ビスで固定しました。
三角刀で仕切りをつけます。
13mmほどしか厚みがないので、一番下がっている部分は目一杯の2mm残しくらいまで下げました。
形が見えてきたら細かく割ったりして・・・翼が付いて鑿が入らなくなるであろう部分は先に仕上げておきます。
翼が合体。
大体仕上がった状態ですが、慌てて作業したせいか雲の雰囲気がにくそいですね・・・
顔には血管を浮かせたりしてイキんだ感じに・・・
覗きこまれても逆の目が見えるように刻んでおきました。しかし完成時には見えませんでした(@_@;)