弓場区 屋根編3 | 尽貫のブログ

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泉州工作処の管理人が、木工工作、木彫、ミニだんじりから全然関係ない話まで色々お送りします。

屋根編3は垂木の紹介です。

垂木にも錺金具が施されていますが、男屋根だけで垂木は150本余りの数になります。

この数の金具を手作りで均等に作るのは困難で、既製品を使うことになりました。

しかし、既製品の金具のサイズに合わせて垂木を製作しないといけない為、最初に設計していた寸法より若干大きくなりました。

その為、垂木の小間(垂木の間隔)を見直し、本数も調整し直しました。

ミニだんじりであろうとも、きっちり屋根を製作するには垂木の割付は重要になります。

地球人最強と噂されるク○○ン氏に垂木を持ってもらいましたが、金具に合わせて作ると、垂木を正方形に作る必要がありました。

細かく言いますと、弓場区のだんじりの垂木の割付は、本繁割りの背返しと言う割付で、垂木が縦(成)が長い長方形になっています。

しかしミニチュアでは垂木の寸法が若干大きくなって正方形になった為、本繁割りの小間返しという割付に変更しました。

わからない人で興味ある人は、本繁割りとググってみてください♪




地垂木を取り付けた状態です。

上から蓋をします。



茅負を取り付けた状態。ここの下場に飛燕垂木が並びます。



裏返して見た状態。


鬼板と箱棟の調整の様子です。鬼板は斜めに取り付ける為、現物合わせで箱棟を採寸しないと確実に合わせるのが難しいです。

箱棟の彫刻部分。この時点では彫っていません。



仮組みオッケーです。



飛燕垂木を取り付けた状態。

飛燕垂木が取り付けられると、一気にそれらしくなりました♪



上から。屋根の内部を上から見るとあまりよろしくないです。