弓場区 組立編3 | 尽貫のブログ

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泉州工作処の管理人が、木工工作、木彫、ミニだんじりから全然関係ない話まで色々お送りします。


男屋根側も枡組が乗った状態ですが、男屋根の後ろ側の枡組は絵振板を跨いで女屋根に食い込んでいるような状態になります。

女屋根も垂木~茅負までが付いた状態です。


女屋根部分を下から。


男屋根が乗り、女屋根車板の茨垂木も無事組めました。この部分はミニチュアでは組むのに指が入らないような所もあり一時混乱しました(笑)


男屋根部分を屋根裏から。


実物と構造を同じにしているので、屋根裏を見ても枡組の一部が見えたりと、視野的にも楽しめるようになっています♪


木鼻の8体です。女屋根の4体は両脚を真っ直ぐ揃え真っ直ぐ向いています。

男屋根の4体は、片脚を上げ3体は首を振っています。

そして4体ずつ阿吽になっています。




男屋根の野地垂木です。この野地垂木(輪垂木)に野地を敷いていきます。この垂木は野地を敷いてしまうと上からも下からも全く見えなくなるのでちょっと悲しいです(笑)


平側の葺地を取り付けたら(葺地取り付け工程写真取り忘れました・・・)野地を貼っていきます。だんじりの野地は通常ヒノキですが、見栄えが良いと思いケヤキで葺くことにしました。

野地は一枚一枚箕甲の角度に合わせて鉋で削り出して、箕甲とズレないように葺きました。


5枚葺いた状態。野地と箕甲の継ぎ目が見えるでしょうか。継ぎ目の向こう側が箕甲です。