弓場区ミニだんじり | 尽貫のブログ

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泉州工作処の管理人が、木工工作、木彫、ミニだんじりから全然関係ない話まで色々お送りします。

少し遅くなりましたが、弓場区のミニだんじりの全景をご覧下さい♪(本体のみ)


このミニだんじりは、木の乾燥を含めると4年近く掛かりました。

主に使用したケヤキですが、一塊りの原木を製材し造りました。


高さは約56cm、長さは棒鼻を含め約110cm、重さは約13kgになりました。



棒鼻が付いていない状態の姿見です。



後方から。



男屋根正面鬼板。



後ろ妻土呂幕引き戸。実物同様スライドし開閉できます。



男屋根と女屋根の隙間の女屋根に食い込んでいる枡組の獅子も再現しました。



引渡し時の全景です。(工房前)



男屋根廻り。



女屋根廻り。



鬼板から箱棟に渡る鳥衾(トリブスマ)は実物とは違う黒檀を使用しました。

実物ではケヤキを使用していますが、施主との意見交換でここだけはオリジナルで黒檀仕様にしてはどうかと意見が一致し黒檀の使用となりましたが、バランス的に一段と引き締まったように思います。



脇障子。竹の節から柱までクロスしている形状の竹の節欄間。生粋の神戸型にはこの形状が多いようです。



女屋根鬼板。



だんじりの内部。



男屋根(中)鬼板。



男屋根(中)鬼板。上から。