昨日、大好きなミュージシャンの坂本龍一さんのドキュメンタリーを観ました。
ちょっと最近見たドキュメンタリーの中で、ここまで心を揺さぶられるものがあっただろうか。
昨年、ガンで亡くなった坂本龍一さんの最後の日々を、
何も付け加えず、そのまま伝えていました。
本当に死んでしまったんだと、はっきりとわかりました。
昨年、一番感動した映画が、「怪物」だったのでした。
どこかに行く、飛行機の中で観ました。インドネシアだったか。
その音楽が、坂本龍一さんで、最後にAquaが流れた時、あれ、結局死んでしまったのは坂本龍一だけじゃないのか(本当はそうではないのかもしれませんが)、と、涙が止まらなかったのが忘れられません。
人生、どんな人でも終わりは来るし、
きちんと家族に別れを告げて、安らかに天国に行けたらと思わされました。
このドキュメンタリーの中で、
特に坂本さんは、東日本大震災で被災した子供達とのオーケストラに、すごく力を注いでいました。
僕は、何のためにミュージックセキュリティーズをやっていたんだろうと、
心から突きつけられました。
吉永小百合さんが、詩の朗読をしてましたが、
ありがとう、という詩。
坂本さんは亡くなる間際でしたが、その朗読を聞いて、泣き崩れていました。
僕も観てられませんでした。
その姿と、その詩の内容、頭から離れません。
生きている間に、何をしなくてはいけないのだろうか。
大切な人が生きている間に、その人のために、何ができるのだろうか。
今日も一日、考え続けました。
坂本龍一さんのおかげです。本当にありがとうございました。
この頃を思い出し。ほぼ20年前か。面白いな。