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きみと過ごす125日

主に自作の詩を書いています。


きみの誕生日に
おそろいのマグカップ
送ったのは

これからもふたりで
こうやって
コーヒーを飲みながら

ふたりの昨日
ふたりの明日
ふたりで語り合いたいから



ぼくの胸の中
ふたりのぼくが囁く


過去を引きずる消極的なぼくと
未来を描き続ける積極的なぼく。


どうすればいい、そう問えば
ふたりのぼくの板挟みが
ぼくを悩ませる


ぼくは問うことを止めて
本を手に取り床に就く




きみはぼくより背が低い
きみはぼくより手が小さい


きみはぼくよりいつも
高いところから多くのものを見てる
きみはぼくより多くのものを抱えてる


ぼくにとっては
何もかもが大きな存在



ぼくがコツコツ書き集めた詩が
一冊の本になりました!
”きみとぼくの過ごした日々。
忘れたくないこの気持ち。
すべてはここにある。
きみと過ごした125日”
アメンバー限定の記事も多数収録されています。ぜひ、シェアよろしくお願いいたします!!

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海風が冷たく
吹き寄せる街


クリスマスツリーが
赤と黄色に輝いて
ぼくらを染める


目を閉じて
唇に熱を感じれば


胸の奥
熱くなる




「夜景が見たい」なんて
きみが言ったから

車走らせ小一時間

レンタカーの新車の匂いと
きみの匂いが混じった車内


ぼくたちはいま山の上の駐車場


頭上には星々が瞬いて
ぼくらに居場所を伝えてる


窓を開けて白い息を吐きながら
ペテルギウスとシリウスと
ふたりが名前を忘れた星を探した


日が沈んで

もうおんなじ陽は
二度と見れないことを
知って

とてつもない虚しさが
遺っても


明日はまた向こうから
やってくる

昨日の日とは違う位置から
こちらを伺い照らしてる