新入社員の時、仕事が全然出来なくて落ちこぼれ社員だった私。


その後、少しずつ成長し、地方支店でたくさんの経験を積ませてもらった私は、仕事にも自信がついた。


なんでもできると思っていたし、なんでも知っていると思っていた。


そんな中、結婚し上京した私は、東京の支店に配属されることとなった。



初めての都会での仕事に、不安もあったが、今までの経験もあるし、なんとかなるだろうとタカをくくっていた。



しかし、私の思惑は外れてしまったのである。



そもそも、地方支店と首都圏の支店では取扱をしている商品も、種類も違うのだ。


さすが大都会東京、知らない商品や知らない言葉がたくさん出てくる。



そしてついに先輩に「そんなことも知らないでよく今までやってこれたね」っていう半ば呆れたようなお言葉をいただいてしまう。



意気揚揚と上京してきた私は、すっかり意気消沈してしまった。



そして、とても細かい支店ルールに悩まされることになる。


当然だと思ってやった処理がダメで指摘されることもあった。


自分の全てが信じられなくなってしまって、その時は過去の自分が全否定されたように感じていた。



ただ、新入社員の時と違うのは、受取り方。


忙しいと、先輩も人間だから言い方がキツくなる。昔はちーん…チーンって落ち込んでたけど、いちいち落ち込まない。



先輩が言わんとしていることは何か、だけ考えてた。プラスαの嫌味の部分は聞かない。笑



聞くけど、そこは「そりゃ嫌味の1つも言わないとやってられませんよね、分かります。」って思って聞き流してた。


さすがに言わないけど💦


ただ入社して10年経っていたので、自分も指導する立場になることもあったので、指導する側の気持ちもよく分かる‼️



指導するのもめちゃくちゃエネルギーがいる。


ほっとくこともできる中で、エネルギーかけて指導してくれるのは、ありがたいことなので、「ありがとうございます」の気持ちで受け取っていた。


そして。仕事バリバリの先輩に憧れる気持ちもあったので、2回目の落ちこぼれ期は、多少悩みながらも感謝の気持ちを持つことでなんとか乗り越えることができた。



しかし、この仕事に対する姿勢が評価されて、激務な部署へのジョブローを言い渡されることになってしまうんだけど…笑



実は仕事でイマイチ成果を出せず、うまく先輩との人間関係も築けず、クタクタに帰って、慣れない家事でへとへとで、もう家にも帰りたくないみたいな時期も新婚当初あったのだ。



甘い甘い新婚生活とは、かけ離れて、家ではぐったりしてた私。



今思えば、米だけ炊いて、お惣菜買って、部屋も最低限片付けて、さっさと風呂はいって寝ればよかったのに、って思うけど。笑



当時は全部ちゃんとやらなきゃ、頑張らなきゃって必死だった。



もっと適当で良かったなぁって思う。


もっと肩の力抜いて楽にね、ゆるめていいよね。


今の私にも、言い聞かせてます。



きっと、読んでくれた方の中には、すごく頑張り屋さんの方もいらっしゃるのではないかしら♡


頑張ること、大事よ。



でも、自分の心が壊れないことは、もっと大事♡


自分を大事にね虹