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皆さんこんにちは、遠野なぎこですニコニコラブラブ

ブログを始めて一ヶ月と十日…昨日は初めて更新をお休みしてしまいました~汗

心配して下さった皆さんごめんなさい!

昨日はね、ドラマのクランクアップの日だったのねカチンコ

最後の最後にして、ちょっと緊張する大切なシーンの撮影で…朝から心がピリッとしていて。

無事に撮り終えたら、それはそれで一気にダルダルってなってしまって頭が働かなくなっちゃって…ブログの記事を書いては消しを繰り返してる内に、いつの間にか寝てしまいました・°・(ノД`)・°・[みんな:06]

これから先、心と身体がどうしても働かない時はこんな事もあるかもしれません…でも、必ず戻って来るから安心していてね![みんな:07][みんな:08]


さてさて、本日のお悩みメッセージ行ってみましょ~!
昨日更新出来なかった分、今日は長さハンパないよ~(^▽^;)[みんな:10]あせる


☆遠野さん、こんばんは。

私は父親との確執で長い間悩んで来ました。

うまく文章をまとめる自信がなくて…遠野さんに具体的な内容を話せるようになるまで、まだ時間がかかりそうです。

親の呪縛から逃れられず、世間体も気になり…自分の人生に光が見えず、私は一生このままなのかと。

すみません。今回は私の話ではなくて勝手かもしれませんが、遠野さんと実のお父さんとのお話を聞かせて頂けませんか?

ブログの中でお父さんのお話が全然出て来ないので気になりました。

参考にさせて頂きたくて…すみません。


★こんにちは、メッセージをありがとうございます!


そうだね。

そういえば私、ブログを始めてから実の父親の事にはほとんど触れて来なかったよね。

正直ね、多分…今の私の中で父親は、だいぶ“どうでもいい存在”なんだと思うあせる

いや、全然憎んでもいないしね…“憎むエネルギー”さえ特に湧かない。

普段の生活の中で、思い出す事すらほとんど無いのよね。

遡ると…実の父親は、私が小学校5年生の時に母と離婚して家を出て行ったのね。

お酒、サラ金、暴力…まぁ、三拍子揃った典型的なダメ親父でしたわ(´Д`;)汗

小学校低学年の時の“父との記憶”を思い返してみるとね…“車の助手席”と、小学校の“誰も居ない廊下”なんだよね。

ぐっちゃぐっちゃな家庭環境の中、私は母親の暴力の標的にされる事が多く…下の子達も守らなくちゃいけない毎日。

私の精神は常に不安定な状態でした。

今考えたら、それも当然だと思います。

…さすがに小学校低学年で、自分の心をコントロールしろというのは酷な話。

朝学校に行く時間になるでしょ?

そうするとね…お腹が痛くなったり、頭が痛くなる。

嘘じゃなくて本当に痛くなる。


なった…気になる。

普段喧嘩して怒鳴り合いばかりしている父親と母親なのに…そんな私の姿を見ると、何故か急に結束力が強くなる。

見えないタッグを組まれてしまう。

『登校したくない』と泣き叫ぶ私を尻目に母親は自分より力の強い父親に私を預け、自分は再び布団の中に戻り…父親は抵抗する私を引きずり、無理やり助手席に押し込み学校へと車を走らせる。


…忘れもしない。

とっくに始業している学校の校門の端に車を停めて、『お前は心が弱過ぎる』と怒鳴られている時間。

それでも車を出て教室に向かおうとしない私の頭を、ダッシュボードに何度も何度も打ち付けて…あ、前の彼と同じだね。女子供に暴力を振るうなんて、本当に最低な男達だ。


授業が始まって誰も居ない廊下を泣いて引き摺られるようにしながら歩いている光景が、今も目に焼き付いています。

そんな状況で何で学校の先生達は気づかなかったの?って思いますよね。

…当時は、今から25年程前。

私も子供だったからはっきりとは分からないけれど…今の時代程には、“虐待”に注意深く気を配る時代じゃなかったのかもしれないね。


あのね、その後20歳を過ぎてから15年ぶりくらいに父親を訪ねて行った事があるんだ。

当時、母親との関係に悩み疲れ果て…それでもまだ何処かに、“血の繋がりの濃さ”を求めていたの。

…そこで心に浮かんだのが父親だった。

あんなに酷い父親だったのにね、年月の経過って恐ろしいよね。

あの父親を訪ねて行こうと思うくらい、当時の私は追い詰められ愛に飢えていたんだろうなぁ…とも思う。


『あの暴力は私の事を想ってくれていたが故の、愛のある行為だったんじゃないか』

『本当は愛してくれていたのに、今迄会う事が許されなかっただけじゃないか』

…なんとか強引に自分の都合の良い方良い方に解釈して。


結果ね、表面上は“美しい再会”を果たして…ほんの少しの間は、今まで会えなかった時間を埋めるかのような“父と娘”の関係を保っていた時期もあった。

けど…結論から言うと、それは所詮“幻”でしかなかった。


…“幻”に気づいてしまったのが、せめて私だけだったら良かった。


でも、父親は私の大切な“弟”の心も傷つけた。

弟は私の3歳下。

他に妹が二人居るけれど、弟は年も近く私にとって一際特別な存在。

母親との確執が深くなる前までは本当に仲が良かった。

そんな弟は“父親”という、人生において“一番身近な同性”を小学校2年生で失った。

彼の心の傷は私には計り知れないものがあったと思う。

…寂しかったと思う。

…周りの友達のお父さんを見て羨ましかったと思う。

でも、周りの事を考えて…そんな気持ちを全く表に出さないでおちゃらけて振る舞う、本当に優しくて良い子だったんだ。

会いたくて会いたくて仕方がなかったと思う。

大人になるまで、ずっと父親に対しての“想い”を抱えて来たんだと思う。

自分がしっかり生きてきたこと、子供を持てたことを父親に自慢したかったんだと思う。

お酒を飲み交わしたかったんだと思う。

肩を抱き合いたかったんだと思う。


だから、私が父親と交流を持ち始めた事を知った弟に『俺も会ってみたいよ』って言われた時…“会わせてあげたい”って素直に思えたんだ。


…実際父親と再会した時、弟は沢山涙を流して喜んだ。


再会した父の姿にうっすら危ない気配は感じたものの…そこは見てみぬフリをしてしまった。

弟の涙が彼自身を浄化させる為に、ようやく流せた“意味のある涙”のように感じて…その姿を目に焼きつける事で、自分の“勘”を誤魔化してしまったんだ。

でも…父は、私達をまたしても簡単に裏切ったんだ。

次から次へと発覚する、嘘の連続。

虚言。

虚栄。


百歩譲って本人にそのつもりがないとしても、そうとしか受け取れられない言動の数々。

…悲しかった。

時を経て、弟の“絶対的な味方”になってくれるんじゃないか…なんて期待を抱いた私が馬鹿だった。

安易な考えで、父親と弟の“橋渡し”をしてしまった私が間違ってた。

再会する前よりも弟を傷つけてしまう結果になってしまった。

もっと慎重になるべきだった。


大人になってみれば分かる。

…所詮、“似た者夫婦”だったって事なんだよね。

パートナーは自分を映す鏡だもの。

惹かれ合ったのには、理由があるのよ。


現在、私個人としての父親に対しての恨みはこれっぽっちもない。

けれど…“一人の男”として客観的に見た感想はまた別。

“子供の時の弟”

“大人になった時の弟”

“父親になった時の弟”を真っ正面から受け止めてあげなかった父。

そんな父を、私は軽蔑しています。

信頼を取り戻し、“絶対的な愛情”を示すチャンスは幾らでもあった筈だから。

母親との事があり弟とも連絡を取らなくなってしまった今、父親と弟との関係がどうなっているのか…縁を切ったままなのか、或いは新たに関係を築けているのか私は何も知りません。

私自身はもう父親の連絡先も全て削除したので、今後再会する事もないかと思います。

ただ振り返って考えると、彼の“父親としての在り方”を残念に思うだけ。


虚勢を張らなくていいから…そんな人生疲れるだけだから、せめてこれから先は今目の前に居る“大切な人”を大切にしてあげて欲しい。

現実から逃げずに、本物の愛を注いであげて欲しい。

父に対して願うのは、ただそれだけです。


…私の父親への思いはこんな感じです。

こんな体験談で大丈夫だったかな?あせる


母親との関係は長く濃く私を苦しめて来たけれど…父親に対しては本当に大した思い入れがなくって汗

ただ単純に、弟の淡い“息子心”に応えてあげずあの子を傷つけた事に対して…思い返すと腹が立つっていうくらい。

今回メッセージを下さったあなたが、どんな風にお父様との関係に悩んでいらっしゃるのかは具体的には分からない。

でもね、私の母親に対する想い、考え方同様に…無理をしてまで、関係を修復したり仲良しごっこをする必要はないと思う。

親側だけではなくて、“親子の縁を切る権利”は子供側にだってある…と、私は思う。

『父親だって人間、母親だって人間。親だからって決して完璧ではないのよ。』

そんな言葉をたまに耳にする…確かに私もそう思う。

でも、だからこそ“親だから”“生んでくれたから”無条件に尊敬や感謝をしなくてはいけないという事ではなく…対、『個人』として親を見てみてもいいという事だと思うんだよね。

その上で、自分を愛してくれないのなら…どう頑張っても関係が修復出来ないのなら、諦めていいんだと思います。

親を手放していいんだと思います。

努力をして、歩み寄って、ぶつかって、傷つけ合った上での決断だもの。

決して逃げ出した訳じゃないもの。

誰に責められる事でもない。

他の誰でもない、あなた自身が今後歩んで行く“あなただけの人生”の選択なんだから。

世間の目が気になってしまうのも分かる。

“親を手放すこと”は、世間一般的に『正しい事』か『間違っている事』かで言えば…後者の意見が大多数なのが現実でしょう。

でもね…“世間体”は所詮“世間体”なんです。

世間体って、案外無責任で脆い壁なんです。

よぉ~く突き詰めて考えると、世間体なんてもんは“あるようで、ないようなもん”なんです。

このまま囚われ続けるかどうかは自分次第。

でも、“そんなもん”の所為であなたが身動きがとれなくなり自分らしい人生を生きられないなんて…やっぱり勿体無い!!

あのね…少ぉ~しだけ、身体と心を後ろに引いてあなた自身の置かれている環境と“お父様との距離感”を眺めて見てください。

いつもとほんの少し違う目線に立って見てみるだけで、全然違う景色が見えてくる事もあるよ[みんな:02][みんな:03]

そこにヒントが転がってないか、目を凝らしてよぉ~く観察してみてね!目


最後にもう一度だけお伝えさせてください。

あなたの人生は他の誰でもない…『あなただけのもの』。

あなたの人生の選択権は、あなただけが持っています。

それを忘れないでいてね[みんな:04][みんな:08]


ネコなぎこネコ足あと


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