昨日、「TOKYO FMメディアプレゼンテーション2006」に参加してきました。
今回のテーマは「クロスメディア戦略」でした。
デジタル化の波に表れるメディア業界(放送・新聞・出版)は、インターネット(通信)を無視できない状況になり、放送業界は「放送2.0」、新聞業界は「新聞2.0」、出版業界は「出版2.0」のステージへの移動を余儀なくされている状況にあります。
3年前に、「クロスメディア戦略」を凸版印刷が発表して以来、様々な業界でこの言葉を耳にします。
この動きは以前の超・印刷とか脱・本業宣言ではなく、市場の変化に対応するために自分たちのビジネス領域を切り崩しながらも、積極的にWebを取り入れなければ生き残れないという恐怖感に近いものを感じます。
したがって、お好み焼きを連想させるメディアミックスよりクロスメディアは緊張感があり、2011年の地上デジタル放送に向けてヒートアップしていくでしょう。
ホリエモンなどのIT企業の経営者が口にした放送と通信の「融合」の中身は、実はクロスメディア戦略のことであったのです。
昨日のプレゼンは、私の感じでは「放送1.5」といった感じでした。
期待してますTFM。