会社で徹夜して、夜明けのコーヒーを一人飲みながらテレビをつけた。
フジテレビの「週刊フジテレビ批評」という番組をやっていました。
フジテレビの放送番組についてフジテレビ自身がチェックする「自己検証番組」として、フジテレビの番組とその内容に対する意見・質問に答える番組です。視聴者からの意見を紹介し、有識者をスタジオに招いて話を聞いていました。
MCは、フジテレビの良心といえる(?)向坂樹興アナウンサーと武田祐子アナウンサーでした。
中学生との放送についての懇談会を行なったことを報告していました。
ケータイ(電話)とテレビに関するアンケートで、中学生に、「どちらか一つ選ぶならどちらですか?」とたずねたところ、ほとんどがケータイでした。

そのときの有識者の立場である大学教授が、もっともらしく、「ネットやケイタイの情報は信頼あるところの情報ではない。それに対して放送局のニュースは信頼がおける」と、テレビの信頼性を強調していた。

翌日の新聞で、「あるある納豆データ捏造」事件です。

自己矛盾を起こしている民放の姿をテレビ時代の終焉と感じるのは私だけでしょうか。

今後は、民放各局は「テレビ東京化」、いやもっといえば「NHK化」の道をたどることにより自己の存在意義を失うことでしょう。

最近の朝のワイドショーの医療や環境テーマした企画はそれっぽい。

ドラマやバラエティーはケーブルやWebで十分。

捏造しても誰も文句などいいません。

「東スポ」が何を書いても抗議する人なんかいません。

いたとすれば、抗議する人が悪い。楽しみ方をわかっていない人です。