昨日、以前から月に2から3回程、はり治療に通院されていた患者さんが、健康診断で尿に糖が下りていることが解りましたが、経口糖負荷試験においては血糖値が正常値で糖尿病ではなく、腎臓機能の働きによる尿糖と説明されたそうです。今から考えてみると患者さんは、以前に肺気胸を患ったことがあり、出来るだけ食べて肥えるように指導したことがありましたが、中々肥えることができませんでした?。それは、今回の尿検査で発見された糖尿によるものと推察されます。もし私が、このことに早く気が付いていたらと、見落としたことに申し訳なく思っています。

 今後は、このことを含めて食べても肥えられない患者には、尿糖検査を勧めていきたいと思います。

 私がこれまでに糖尿病の勉強をとうしてこのような症状を腎性糖尿病と言い2次性糖尿病が存在することは知っていました。しかし、疾患として治療方法がなく、忘れられやすい病状です!。体重が増加しない以外の症状としては、糖尿病の患者さんの低血糖時と同じように身体がだるく疲れやすいことです。

 今回のことで、患者さんには少しでも体重が増加して肥えられるように、食事を糖質中心で、1日3回の食事は特別増やさずに間食を利用してカロリーを充分に摂ることをお勧めしました。どうか、皆さんも肥えられない方は特に尿糖検査をお勧めします。また、薬局で尿糖試験紙が販売(取り寄せ?)していますのでご相談ください!。