近年、糖尿病や高血圧患者は以前に増して急速に増加して、4000~5000万人と言われています。

先日、某テレビ番組で、糖尿病治療は食事が一番大切と言って、運動が大切であることには触れられていませんでした。しかし、糖尿病は糖代謝を促すホルモンであるインスリンが不足して発症する代謝疾患です。最も大切なのは運動です!。

食事療法で、カロリーを制限すれば血糖値は必ず低下します。しかし、糖尿病患者は免疫力が低下しており、運動を怠ると風邪などの感染症に罹りやすくなるだけでなく、糖尿病治療で重要な合併症の発症を速めてしまう恐れがあります。また、逆に極端な食事制限を行わずにせずに運動を継続していくことが、体力を増強することになり、糖尿病に罹患しても健康で長生きすることが可能になると思います。

更に、運動することで、細胞に糖分(グルコース)を取り込む受容器(グルコーストランスポーター)の活性化を促して、代謝機能が高まることも解っています。その上で、血糖コントロールができない場合に、必要に応じて投薬を考えても遅くない場合も少なくありません?。

はり治療を併用することで、運動ができるようになった。運動しようとする気分になった患者さんは少なくありません。

血糖値や合併症予防のコントロール支援の一端を担いことも可能です!。