お盆を迎えますが、「お墓」は、何のためにあるのでしょう?。

 浄土真宗の開祖である親鸞聖人は、「私が亡くなったら遺体を賀茂川の魚に与えてください。葬儀を一大事と考えないで、仏法の信心を根本としてください。」と、ひ孫の覚如聖人が伝えています。

 浄土真宗では、立派な葬儀・お墓よりも、信心をいただくことが、より大切であると考えています。

 親鸞聖人が亡くなった後に、御廟(お墓のお堂)ができ、やがて、信心をいただく、聞法の道場となっていきました。

 ご家庭では、お内仏(仏壇)のほかに、お墓をまたれていますが、それは、先祖の霊をしずめるとか?、たたりの及ばぬようにするというものでなく、亡き先祖を諸仏と仰いで、報恩感謝するためのものだと考えられています。

 このようなことから、どうかお盆には、先祖のお内仏やお墓に手を合わせ、亡き人を偲び、仏縁をいただいて、報恩感謝しましょう!。いただいた自分の命の大切さが実感できます。そして、皆さんの幸せの為に、出来れば両親・夫婦とも、両方の実家にお参りに行かれることを願います。

 また、はり治療に加えて、喜び感謝する気持ちを持つことで、免疫力が向上し、幸せに残りの人生を過ごしていただけるものと確信しています!。