肝硬変の場合には、肝機能の指標になる数値が正常化しても、長期に渡り肝機能異常が続いていた場合には、肝硬変になっている場合が否定できません。これは、肝炎から肝硬変なってしまうと、ɤ‐GTP・GOT・GPTなどの肝細胞から放出される酵素がなくなってしまうからです。自分勝手に血液検査のみで良くなったと鵜呑みにせず、エコー検査などのよる専門家に充分な診断と検査をしていただくことが重要です。

また、肝臓は糖を取り込んだり、放出して血糖値を調節する臓器であることから、糖尿病でなくても糖尿病の指標となる血糖値が、食後に高血糖になったり、空腹時に低血糖を起こしたりする場合には肝硬変が疑われることがります。このように肝臓は重要な働きを担う大切な臓器なのです。