普通の人は他人・家族に関わらず、相手が喜ぶような良いことは言いやすいが、嫌がるような本当のことは言い難いものである。

 しかし、私は日常生活や診療中において、時には相手の為には真実を伝えることも大切と思い。しばしば、本当のこと言ってしまい嫌われることが多々あると思います。

 何故、このようなことを感じてしまうかと言いますと、患者さんの訴えられる自覚症状の原因が、本人には心当たりがなく検査をしても異常がなく原因や誘因が身体の健康・疾病には関係のないことが、きっかけになっていると思われる方があるからです。

 職場・家族・親戚などとの信頼関係が上手くいかず、ストレスを感じて不安・不眠などの身体症状が発症してしまうことが少なくないからです。のです。

 地域・年齢にも影響されるかもしれませんが、ルールやモラルの低下も影響しているため、良い人間関係が構築されないものと思います。

 こんな時に、私は人間関係を良好にするためのアドバイスで、本人には受け入れがたい押し付けられたような、批判めいた嫌なことを言ってしまうことがあるからです。

 例えば、物事を進めていく折に、息子が可愛いので娘の嫁ぎ先よりも、お嫁さんの実家の方を優先的に重きを置いてしまうこと。法事や葬儀などの於いて、亡くなった旦那の兄弟よりも、自分の兄弟を大切に重きを置くことなどについて、改めた方が患者さんのお家の為になり、人の道に従ったか考え方であると伝えています。

 物事の捉え方や考えたは十人十色で、決め手けて押し付けるものではありませんが、この機会に一考されても参考にされると、人間関係が上手くいくために良いかと思います。