ようやく休みが取れたので
自転車に乗り
久々に遠くの図書館まで出掛けた
時間に縛られない
それだけで楽に呼吸ができる
陽の光がやわらかく感じられ
いつもの景色が違って見えた
すべて自分次第だ
心は常にこの中にある
途中の広場でお祭りをしていた
提灯が吊るされ屋台が並び
ヨーヨーを持った子どもや
きれいな浴衣姿の女性が多くいた
賑やかで笑顔がたくさんあった
そんな光景を見ると
胸が苦しくなっていたのが
今なら平静に眺め素直に良いと思える
その場には加われないけれど
寄り添うくらいなら出来るようになった
少しずつ少しずつ
身を削るような痛みを伴いながら
自分の殻を崩し、今ここにいる
身体を休め、精神もほぐし
また週明けから懸命に努めようと思う