畳の上にお尻をペタンと付け、上半身はまっすぐ垂直に、両足は90度に広げ畳にしっかり付ける。

この姿勢になるまでに、すでに一汗かいてます


         

まず、麻痺足だけをまっすぐ伸ばし、それを動かさないようにして健足は膝を立てて徐々に股を広げていきます。

腹筋の弱い夫にとってこの格好で上半身が後ろに倒れないように垂直に保つのはとても難しいのです。

少し落ち着いてきたところで、健足の踵を上下させ畳をトントン・・・

次に、麻痺足はまっすぐのままで、健足の立てた膝を内側に倒しそのまま後ろにずらして、片側だけ横座りのような姿勢で、上半身をぐっと上に伸ばします。

「この時わき腹が伸びる感じ。歩行時、麻痺足を出すときにこういうふうに伸ばしてほしいんです。」

今度は、仰向けになり両足を曲げて手で足首を持ち、背中でゴロゴロ、左右に振ります。

できるだけ力を抜いてやってほしいのですが、夫は必死の形相で、先生に「顔がこわい」と言われてしまいました。

最後に、また上半身を起こして足を伸ばして座り、右のお尻に体重をのせて左のお尻を浮かせて前に、今度は右のお尻を浮かせて前に、体を左右に振ってお尻で進みます。

お尻で前進できたら、次は後進します。

できないわけじゃないけど、全然簡単じゃない。

夫にはちょうど良い運動です。

普段やらない運動をするのは、脳にも良いでしょうね。

かお「同じ動きを繰り返すと脳は飽きちゃうんですよ。新しい動きを取り入れて脳を喜ばせるようにしましょう」

と聞いたことがあります。

うちの二人の先生のリハは、「今日は何をするんだろう?」っていつもワクワクさせてくれます。

かお「二人の方向性は一緒なので、安心してください。には自由にやってもらって僕はフォローする役目だと思ってます」

天真爛漫な
と年下だけどしっかりもののかお

努力家で自信家なのは同じですが、リハの進め方はずいぶん違います。

二人とも「ボバース概念」が基礎になっているらしいのですが、迷いながらもボバースをもっと学びたいと思っている
に対して、自分の感性を磨くほうが今は大事だと思っているかお

研究熱心な二人のリハは、とても楽しいです
おんぷ