諸事情があり、ブログを一時休止か止める予定でしたが古くからのブログ仲間のご要望もあって熟慮した結果、いつまで続くか明言できかねますが、適時、速報だけ取り上げていきたく思います。

※尚、読む方によっては辛辣な内容になるので、気分が悪くなるようであればthroughして下さい。

FRBのみならず英国中銀、そしてECBは現状維持(金融緩和継続)で迷走気味の対応だが何れは

金融正常化(テーパリング)に向かう思惑からハイテク株が乱高下しているのは事実…

但し、正常化でも予想EPSの高いハイテクグロースが大きく下落す理由にはならない。

逆に中小型入グロースが売られてもGAFAMが受け皿になるのでGAFAMは保有すべきだ。

 

尚、日本の黒田総裁発言は投機筋の格好の売り材料にされたが、この程度の僅かのテーパリングで

日本市場下落が岸田政権の政策や黒田総裁の発言によるものというのは全く的外れな見解だ。

個人も機関投資家も少ない脆弱な日本市場は世界株式市場のHedgeの為の受け皿に過ぎない。

本日に限っては、NYSEの下落に便乗して日経ダウ28500円のOption攻防が繰り広げられただけで

Putの売り方(及びCallの買い方)が損失回避の防戦でなんとか28500円を維持しただけである。

日銀が買い支えてくれた時は「黒田バズーカ」と称賛し、それがなくなり、今回の様に真っ当な発言をしたらいきなり掌返しで、バッシング…結局他力本願で思考回路を疑わざるを得ない。

本当に生活に困窮している人…また、国家の財政再建を考えるならその様な発想が如何に自分勝手なのか分かる筈だ。超低金利…投資は不可欠だが、それは自分で考えて柔軟に対応すべきであり、下落し始めたらなんでも他人(政治家や日銀総裁)のせいという考えでは、上手く行く筈が無い。

本来はアベノミクスや黒田バズーカで潤った個人投資家も多い訳だから有難く思うのが筋である。

然も、現状で海外から重要視されていない日本市場は上昇も限定的だが、空売り機関も閑散相場で仕掛けて指数が下振れしてもショートカバーで思うほど利益が取れないので下値も限定的な筈だ。

詰まり、板の薄い中では売買代金が少なくなる事と同時にやり過ぎると買い戻す際に売り手も少なくなる為にマッチポンプになるので値動きが大きい割に利益が取れず妙味が薄いという理屈である。

 

何としてもオミクロン感染拡大を防ぎたいボリスジョンソン英首相(朝日新聞Digital)

ハイテク株の昨今の乱高下に関しては金融政策正常化(テーパリング)によるものが大きいが、景気敏感株に於いてはもっと深刻かもしれない。詰まり、米国感染者再拡大に加え英国も深刻な事態で恐らく再度ロックダウンに至るまでに時間はかからないであろうと言う憶測から今回はハイテク株以上に景気敏感株下落が世界市場に飛び火しつつある。

 

世界中央銀行がテーパリングに舵を切ったタイミングで仮にオミクロンが弱毒性と雖も、水際対策で世界的な経済活動が滞れば、世界株式市場が大きく崩れる事は無論、深刻なのは実体経済である。

 

年末相場が云々ではなく、来年は(実体)経済的ダメージが深刻化する公算が大きくなってきた。

無論、昨年のコロナショックのフラッシュクラッシュ程度で済めばいいが、そう簡単ではなさそうだ。

 

2022年深刻な世界的経済危機懸念が杞憂に終わる事を祈るばかりである。                naniwa335

 

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