マニアックな読者の皆summer(梅雨明け早すぎですやん)、お早うございます🌄

 

Retireしてから、(渡米帰国後は)体力回復や趣味に没頭しており、相場観の全くない単なるその辺のおっさんと化してしまいました。

今日は6月末で早くも2022年もちょうど半分が過ぎ、明日からは7月相場

 

さて、国力の弱った日本円(別名岸田Coin)は、金利差だけでは説明が付かない程に対ドルのみならず、全通貨に対し下落…更なる円独歩安の様相を呈してきた。

円建て資産運用リスク(円毀損Risk)を鑑みて、為替にも留意する必要がある。

 

※上記Chartでは示されていないが昨夜の外為市場で

一時USD/JPY(ドル円)は137円にtouchした

 

ドル円に於いてBEER(均衡為替レート)が示す適正価格90:74円となっているが、金利平価では整合性が取れない水準まで下落しており、国力の低下は明らかである。

ドル円均均衡適正価格と推移(Chart:BBG)

 

すんませんm(__)m久々にブログを書き始めたら間が悪い事に急用が入った為、本題に関しては一両日中に追記したいと思いますので悪しからずご了承ください。

 

【追記】2020/6/30 18:00

 

今日は五:十日で現役の方は忙しいでしょうが、僕はそれとは別件で引退した事務所の元部下(現在は社長)に仲人を頼まれて打ち合わせに行きましたが、道中の車内🚙が余りにも暑く思わずほんまに途中で引き返そうかと思いました。

 

なんや知らんけど、日本株式市場はえらい下げてますな…円安に株安のダブルパンチで踏んだり蹴ったり(受動態やから踏まれたり蹴られたりやと思うけど…)

 

余談はさて置き、本題のRecessionに関して、Swiss拠点のFundManagerの見立ても踏まえて触れたく思いますが、飽くまでも個人的見解なので、ご参考程度に…

 

米国FEDは「景気を殺してもインフレを抑える」と想定以上に進んだInflationを断固として鎮静化させると宣言しており、市場はFRBの急ピッチで大幅な利上げと量的引き締め(QT)に混乱して現状の(欧米)株価大幅調整に至っている事は皆様も周知の事と思います。

※分かりやすく例えるなら菌(インフレ)を退治するために抗生物質(利上げ)を適正な速度や量を投与する様な感じで、抗生剤を少し良くなったから一日で止めたり、その場凌ぎに数回に分けて投与して耐性が付いてしまうより、一気に抑え込んだ方が傷口(後遺症)が小さくて済むと言う訳である。

 

1年国債利回り(右)と1年及び5年先物期待インフレ率(左)の推移

 

少々、ややこしいグラフですが、長短国債年限を問わずここに来て期待インフレ率(BEI)が低下傾向になり、逆相関で実質金利(TIPS)は上昇傾向…数年間マイナスだった実質金利は現在60~75bp前後ですが100bpを超えると資金需要が一気に低下してRisk資産から(岸田Coin円以外の)現金や債券に流れる構図で、既に米国国債10年利回りは3.0%まで上昇している為に、その兆候が見られる。

 

実際に、例えば住宅ローン固定金利が5%を超えてから新築着工件数は減少し、建売住宅メーカーは多くの在庫を抱えている状態からも景気減速に差し掛かった兆候があり、特に米国の場合はガソリン価格高騰や食料品価格の上昇よりもサービス部門(賃金)の上昇が顕著で賃金抑制と言う日本とは全く真逆の厄介な問題を抱えている。寄って、一時的な景気後退を齎しても早期にインフレを抑制しなければならない訳で、FEDは超タカ派に傾いた経緯がある。

 

問題は、景気後退が短期間で終わるか3年以上の中長期に渡るかだが、歴史的に見て早期にRecessionに突入した方が早期に回復する。

裏を返せば、更にインフレが加速すれば抑制時期が遅れて景気後退➡景気後退が長引くが現状は正にその分岐点にある。

米国は住宅や車は別にして未だに高価格商品販売好調などの過熱気味の指標も散見されているために、利上幅拡大や更なる量的引き締めが必要になれば、景気後退が不可避なだけでなく景気回復まで時間を要する事になる。

仮にそうなれば、株式市場も実体経済にリンクして更なる二番底➡三番底を試した後に軟調に推移する公算が大きいと考えている。

 

S&P500の推移:Peakを起点に1929大恐慌時の動きを修正し重ねたChart(BBG)

※ピーク時起点前後約1年間が大恐慌時に酷似している為に比較対象としている。

 

現状はRecessionを回避できるか否かでS&P500の今後の展開が大きく変わる為に機関(個人)投資家は動きが取れない事が分かる。 Peakから1度80%を割れている為にRecessionに陥った場合にはBull Trap(騙し上げ)で反転も短命になり、3番底(70%)への下値模索が考えられる。

そう(Recession)なった場合には、黒線の様に三番底からのReboundも限定的で底値圏でのBoxRangeが数年に渡る可能性が高い。

 

※再度のご案内になりますが、Blogでtimelyな情報を投稿するのは手間がかかる為、Twitter https://twitter.com/MIYACH381 )をご参考下さい。naniwa335

 

 

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