こんにちは。
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です
いつもコメント下さる方、いいね!をして下さる方、本当にありがとうございます
読んで下さっている方がいること、読んで下さっている方の声を聴くことができると大変励みになります(#^.^#)。
10日から2週間ほど更新ができなくなりますので、時間を見つけては更新をしていきたいと思います(でも、1記事か2記事は、予約投稿していくかもしれません^^)
私は基本的に夫の不倫問題は「妻は悪くない」「妻に責任はない」と主張しています。
前回の記事 を読んでもらってもおわかりのように、「不倫をする側の心の問題」が大きいからです。
職場でのストレスや家庭でのストレスにおいて、一時的にメンタルが弱ってしまい、不倫に至ってしまう方もいます。
そのような方は、妻の苦しむ姿を見たり、自分がやってしまったことの罪の大きさを知ることで、心から反省し、それを行動に変えていくことができます。
サポートメールをお送りした後に、直接不倫をした夫側からメールをいただくこともあるのですが、その方々は本当に妻のことを大切に想っていて、自分のしたことを心から悔いています。
これからも罪を償い、妻の心が少しでも回復していけるようにと必死に行動に移されています。
一方で、「バレなければいいではないか」「安定した穏やかな生活だけでは満足できずに刺激が欲しい」「妻が苦しむことをわかっていながらも、不倫に手が出てしまう」という方は、根深い心の問題を抱えています。
認知の歪み、刺激や興奮が必要なほどストレスを抱えている、衝動性が抑えられない、理性のコントロールができない等の心の問題を抱えています。
これらは無意識にあるので、本人は気づいていないことがほとんどです。
このように、「妻が至らなかったから不倫」「妻に魅力がないから不倫」ではなく、夫側の心の問題が大きいんですね。
夫の不倫を「妻の責任」と捉えている以上は、夫の不倫問題に対処をすることが難しくなりますし、夫が不倫を止めても「良い妻」をがんばりすぎて心がボロボロになってしまいます。
例えば・・
「私の○○が至らないから、夫は不倫をしたんだ」と感じていると、心のどこかで「私も悪いんだから、夫に不倫のことを止めてと言えない」とのような気持ちが出てきて、適切な対処が難しくなるんですね。
「私の○○が至らないから、○○を治さない限りは、また夫は不倫をするのでは・・」という不安が大きいと、必要以上にがんばりすぎてしまい「本来の自分の姿」を見失ってしまいます。
心の底では「今の自分ではいけない」と禁止が多くなるので、どれだけがんばっても「心から満たされる」「心から安心」を得ることは難しくなってしまうんですね。
「がんばっている自分だから傍にいてくれるんだ」
「それなら、これから先もがんばり続けなければならない」
このような虚しさも出てきてしまいます。
夫の不倫が発覚すると自信もなくなりますので、どうしても今までの自分のあり方にも自信がなくなってしまうことがあります。
少しずつでも本来の自分を取り戻して、自分の問題と夫の不倫問題を切り離していくことが大切になります。(心の境界線といいます)
夫婦の問題は、夫の不倫問題が解決してから考えても遅くありません。
妻の心が回復してきて、お互いに気持ちの中で同じスタートラインに立てたときに、「じゃあ、これからどんな夫婦で生きていこうか」という気持ちが自然に芽生えたときでいいのです。
自分の心を守るためにも、適切に相手の問題に対処をするためにも「心の境界線を引く」ということは大きなキーになるでしょう。
人間関係においてのトラブルが長引くときというのは、この「心の境界線」が上手く引けていないことが多くあります。
ただ、親子関係や夫婦関係が一番「境界線を引く」ことが難しいんですけどね(^_^;)。
色々なことを考えすぎてしまうと心が疲れてしまいますので、目の前の問題を一つ一つクリア(乗り越える)していく気持ちで進んでいって欲しいと思います。
夫の不倫問題が渦中のときの妻の心理状態と、夫の不倫が終わった後の妻の心理状態はまた変わっていきますからね。
その都度、その時の感情や行動を大切にして下さいね