長崎紹介
浦上天主堂。
原爆投下で
全壊した瓦礫の中で
ほぼ無傷で見つかった
教会の鐘は
今日も
浦上の
空と街と
人々の毎日の今に向かって
1日に3度
大きく時を告げます。
5時半
12時
18時。
お寺の鐘の音と全く違う
教会の鐘は
高さのある音
錆っぽい濁りがある音で
心の中の
深くへ
ずっと遠くへ
街を越えて
海を超えて
心の深くへ
鳴り響く鐘の音です。