今日で術後4日目です。
だいぶん体も落ち着いてきた…かな?
手術に当日はほんとーっに、辛かったです
目が覚めたのは多分気管挿管を抜いた後、手術室でした。
起きると鼻から管が入っていたんです
まるで鼻からの胃カメラを入れたまま的な感覚で気持ち悪くて…
「鼻のやつ気持ち悪い…」って言うと「そうだよね、ごめんね…大事な管だから抜けないのよ〜」と言われて絶望…
病室に戻って担当医の先生達が来てくださった時も鼻の管のことを言うと「ごめんね〜、明日の朝までは抜けないの」
…明日の朝まで…
術後に母だけ面会に入ってこれて、でも少しするとコロナの関係でもうお帰りくださいと
仕方ないので、握手してから母と別れ
もうその夜はとてもしんどかった。
甲状腺癌の術後よりもしんどかった気がする。
右手にナースコール、左手には自分でボタンを押して使える痛み止めのボタン。
手を離すと手の届かない所に転がってしまいそうで、一晩持ちっぱなしでした。
鼻の管が途中何度も膨らんだりしてる感じがしてとても気持ち悪かった
深夜になると、同じ体勢でいた為か背中が痛い痛い!
もう何度も何度もナースコールで看護師さんを呼んで、背中にクッションを入れてくださいと頼む
しばらくするとクッションない側が痛いから、また呼んでクッション入れ替えてください…と頼む。
ほんとうに何度も何度も呼んでしまいました
看護師さん達ごめんなさい…
途中で、「起きるのはダメだけど、自分で横に向いたりはしても大丈夫ですよ」と言われたけど、お腹の傷が痛くて動けない…
結局ナースコール連打でした…。
眠剤も入れてもらったんですが、なんだか映画のフィルムをぶつ切りしたように少しの夢を見ては起きての繰り返しでとても気持ちの悪い睡眠しかできませんでした。多分ろくに寝てないです
次の日になり、朝になって先生方が来て鼻の管を外してくれた時の解放感たら!
でも酸素マスクも外したので、なんだか息がし辛くて怖かったのを覚えてます。
サーチも94位でした。(先生は術後それなら大丈夫とはおっしゃってました)
術後1日目、点滴と尿カテーテルとドレーンだけになった私に早速やってきたのは立ち上がる事でした
看護師さんについてもらいベッドを起こして座ったんですが、もう頭がグラッグラ
首の座ってない赤ちゃんの如く頭がぐわぐわしました。(実際に揺れてはないです)
そのまま30分くらい座ったままで慣らして、その後に看護師さんの手を借りてなんとか立ち上がりました。
もう尿カテーテルが嫌だったので、歩けるようにはなりたかった
ヨボヨボと歩いて看護師さんからOKを貰い、尿カテーテルを抜いてもらって術衣から病衣に着替えました。
離床フリーなので、好きにトイレに行ってくださいとの事。
でも尿量測定をしないといけないので決まったトイレにしか行けない
それがまた部屋から遠くて…。必然的に歩くことになりました
術後2日目からだったかな?200mlの飲水開始でした。
問題なかったので、次の日からは飲水フリーになりました。
そして昨日の術後3日目。
昨日の昼からご飯が出ています
といっても、重湯です。しかもこれは看護師さんに量を全て半分に減らしてもらった物です。
元の時のように、一気に食べると食べ物が小腸にドドッと入ってしまいダンピングというものを起こしてしまうそう
食べてる最中や食後30分程で起きる「早期ダンピング」これは腹痛、吐き気、めまい、下痢、冷や汗、動悸などが起きてしまいます。
そして「後期ダンピング」これは食後2〜3時間してから食べた物が急速に腸で吸収されて高血糖になり、体はこれを下げようとインスリンを大量に出してしまい逆に低血糖になってしまうというものです。
こういうのを防ぐために、時間をかけて少量を食べないといけないんです。
今日の朝も重湯でした。重湯って噛めないので、食べるスピード感が難しい
今のところはダンピング起こってないんですが、緊張しますね
明日からは三分粥になるみたい。しっかり噛まないとですね
そして昨日は術後の胃の流れを見る「透視検査」をしました。
めちゃ苦い水を飲みながら撮影してその流れをレントゲン?で見る検査です。
私は胃の上部、噴門側に癌があったので胃の上部を切って…小腸と食道を縫い合わせて、その小腸に残った胃をつけて…と、ダブルトラクト再建という複雑な手術をしています。
バリウムを飲むと、腸と胃にバランスよく流れているみたいでした。
手術結果は良いものだったようです
バリウム見てた先生もなんかテンション上がっていました
そんなわけで、今は個室から大部屋にも移り、のんびり過ごしています。
明日にはドレーンも外れるみたいなので、身軽になるのが嬉しいです
あとは、食べ物の問題だけ。
工夫して過ごしていこうと思います