日々に追われて開設から随分と経ってしまいました。

似たもの同士なのか

梅雨もやっとバタバタと、らしいお天気が続いております。


「ブログ」というと私のような団塊世代にはとっつきにくく

どうも気軽に文章を書くことに抵抗があります。

また、堅苦しい言葉の羅列にならないか、心配しております。


お客様と関わらせていただいた上で

気付かせていただいたこと、感じた事、

また、40年近く建築業界で働く者としての思う事を

書き綴れたらと考えております。

お付き合いいただければ幸いです。

宜しくお願い申し上げます。


さて、前置きが長くなりました。


28年間リフォーム工事を行っているうえで

常に気になっている事があります。

多いのは、単一職種のみの注文により、他職種との関連性を

あまり考えず施工して後から後悔するケースです。


たとえば塗装工事を例に挙げるますと

ただ外壁を塗装するということだけに捉われて

塗装工事をする表面はもちろんのこと、

その下地、骨組、構造、窓等の開口部の状況までも

よく観察しておかねばなりません。


なぜならば、クラック(ひび割れ)の入っている長さ、形状、方向、深さ。

壁の浮き、カビ、汚れ、壁からの雨の浸入状況の可否を観察調査し、

本当に外壁塗装することによってその効果(防水、美観等)を

あげる役目を果たすのかを考慮しておかなければならないと考えています。


そうでなければ塗装した後、一年も経過しないうちに

外壁や軒裏が塗装面のみでなく、下地から落下するということがあります。

また、開口部まわりや下屋根の取り合いなどから

雨が浸入してきたというケースもあります。

そのほかいろいろなケースもありますが、

ただ単に、外壁だから塗装やさんに工事依頼するということだけでなく、

建物全体を以上のようなことを考慮して施工するべきだと思います。