もう9月・・なんか早いですね~。でもまだ秋の気配は感じられず、暑い日が続きそうですね
夏が好きな私としては嬉しい事ですが≧(´▽`)≦
さて、今週はとあるエピソードをちょっとづつ書いていきたいと思います
錦部製作所は今は歯科用超音波スケーラー用のチップをメインに製造販売をしておりますが、祖父の代では歯科だけでなく、外科用のメスなどの医療機器も並行してやっていたり、父の代になってもその技術は受け継がれ、医療機器少々に歯科用のハンドの道具など色々作っておりました。
そういった流れから切れる刃を持つ器具を作るのはうちの専売特許
そんな所から、うちで今販売しているシャープニングチップ『なでるDAKE』が生まれ、世の中にシャープニング革命を広めようとしているわけなんですね(o^-')b
で、うちには以前からハンドのスケーラー・キュレットの研ぎ直し依頼、というのがたまに来ます。
使いすぎて丸まりすぎてしまった刃や、自身でシャープニングしてかえって形を壊してしまったり、側面をガタガタにしてしまった器具などを、プロの手で研いで新品のような刃をつけてお返しするのです☆
普通これは有料で行っているサービスですが、『なでるDAKE』のご購入者様には5本まで無料で研ぎ直しをお受けしています。
結構、この特典を活用される賢い医院さま、多いです(-^□^-)
色々なことになってるスケーラー・キュレットなどを受けてきて、中にはもう細くなりすぎていたり、形が崩れすぎていて救えなかった器具もあります
で、先日届いたある器具もその一つ。。。
珍しく、エキスカやエイヒが送られてきたのです。
社長はこれらも以前製造していましたし、もちろん研ぐことはできます。
状態が比較的OKだったエキスカは、なんとか丸まった刃を立たせてお返しする事ができたのですが・・・
エイヒはだめでした。ものすごく使い込まれていたのかもしれないですが、きっとその前に製品自体の、刃の完成度が低かった事が考えられました。
エイヒ全体の形や作りから、それを作った職人の腕がわかると社長は言います。
そして「コレはひどい・・」と!(´Д`;)
写真は撮りませんでしたが、社長はしきりに「こういう品物を見ていると腹が立ってくる#」と言う見た目だったのですね
エイヒとは漢字で書くと〝鋭匙”です。=鋭い匙(サジ)ですね。
鋭くないといけないです。それ以外にも職人にはこだわるポイントが沢山あって、それを網羅していて初めて〝鋭匙”と言えるそうです。
「こんなのは鋭匙じゃねぇ!」と、研ぎ直しもできない作りだと言っていました。
そして、
「本当の鋭匙をお前たちにも見せてやる!」と社長が探してはみたものの、うちには社長が作った鋭匙が残っておらず(ノ◇≦。)
でも!昔からの社長の仕事仲間の商店さんが、貴重な数本をまだ持っていらっしゃいました!!
そしてそれを買い戻そうという事に
どんな鋭匙なのか・・・・
お楽しみは明日に続く~~~