全国PH大会に参加してきました | ぼちぼち日記~フローランといっしょ~

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2008年4月からフローラン治療をしている「なみかぜ」の日記です。体調第一でぼちぼち更新です。


昨日(9/25)慶應大学病院で行われた「PAHの会  第10回全国PH大会」に参加してきました。
三部屋の会議室を使って、たくさんの講演があった中から
①PH診療の歴史から学ぶ
  (国際医療福祉大学 国枝武義先生)
②吸入・皮下注療法
  (東京大学病院 波多野将先生)
③肺高血圧症に関する最近の話題について
  (杏林大学病院 佐藤徹先生)
④肺移植
  (岡山大学病院 大藤剛宏先生)
⑤成人の肺高血圧症
  (千葉大学病院 田邊信宏先生
     札幌医科大学病院 橋本暁佳先生)

この5つを聞いてきました。

中でもとても心に残ったのは、③の講演で  副タイトルに
‘ゆっくり動く’ ことは大事な治療法です
と ありました。

2010年頃からフローランの有効な使い方が確立されてきて、完治も夢ではなくなってきている。
平均の圧が40以下になると、急激な悪化や死に至る事がほとんど無いとデータでわかってきたので、今はどこの医師もまずは40以下を目指す方向になっている。
PAHになる原因究明はまだあまり進んでいないが、悪化させる要因として運動量が関係しているのではないか?
過度な運動制限はQOLを低くしてしまうので、心臓リハビリなどでうまく調整できると良い。

「休む」ということについては⑤の講演でも
筋力を維持する程度の運動は必要だが、質の良い睡眠を取り しっかり休んで下さいとの話がありました。
患者さんからの質問で「仕事をしているのですが…」への答えには
休める時にしっかりやすむ。夜間の酸素も大切です。酸素は身体に最も安全で、圧を下げる効果が証明されています。
とのお話がありました。


私も体調が良いと どうしても動きすぎてしまう傾向があるので、
ゆっくり動く
動きすぎない
しっかり休む
この3つを実践していこうと思います。



他にも新薬や皮下注、吸入薬など新しい薬の話も聞けて、たくさんのやる気・元気を得る事ができました!