起こるべくして起きた、またまたのバス事故。

亡くなられたお二人のご冥福を心より祈ります。


はっきり言ってしまえば、関越道から二年たち、かなりこっちの業界も改善されてきたのは事実ですが、まだまだ大手でも法定越えの過密なスケジュールでの運行は当然であり、バス代が規定の三分の一の現状では起こるべくして起こったとしか言いようがありません。

来たる四月から本腰入れて行政もバス代の安さの改善にメスを入れていくという矢先に・

宮城交通さんでも、まさか2マン運行で事故が・・といった寝耳に水状態だったでしょう。


今県内では、最大手は数年前に一度倒産し、倒産してない大手もう一社もとんでもないバス代で運行しているとよく耳にします。これでは当然運転手に十分な給与は払えません。

その上で運転手の業務は改善される=乗務回数が減るとなり、それに伴い稼ぎも減り・という状態で、
きっと今回の事故も半分は運転手自ら連続乗務を希望してたんじゃないかと私はみてます。

宮城交通さんの運転手の勤務状態は、予想ですが間違いなく国内でもトップクラスのしっかりしたものです。

それでこうなると、つまり国内のバスで安全なのはハトバスさんぐらいでしょうか?他にもあるとは思いますが、私は知りません。

弊社は旅行会社でもあるので、大型バスなど手配する際は私が内情を知ってる会社でかつ、運転手も知っており・という会社になるべく仕事を依頼します。

その上で前日にドライバーに直接電話して前日の勤務状態を聞いたり、お客様の行程も、お客様あっての商売なのにおかしな話ですが・・なるべく乗務員が楽に運転出来るように組んだりと配慮します。

実際お客様も最初から最近の3倍のバス代で納得下さればそんな配慮もいらないのですが、
それに納得する方は、最初に相見積もりとられたりする方が多い現在では皆無でしょうね。


ただ、正直私は役人さんは苦手ですが、関東運輸局の方々はバスの申請から変更登録まで色々と絡む機会が多いのですが、本当に優秀な方が多いです。前にも書いてますが、うちの社員になって欲しいくらいです。

なので、四月のバス代改善への取り組みを非常に楽しみにしており、それによっては新車のバスを導入しようと計画中であり、
バスの購入段取りは8割方済んでいて、発動待ち状態です。


JRや航空機に始まり、人の輸送を行う交通機関は、何よりもまずは、値上げをすることがお客様の安全に直結する重要な事でしょうね。


因みに弊社も四月からバス代を値上げさせていただきます。すいません。


こう言った流れの中で、ローコストキャリアの未来はさらに失速しまいそうですが・

先日私も利用して、一般の利用者の方にはこの意味はよくわからないと思いますが、最終的には普通の航空会社と大差ない値段だったので、今後より多く飛ぶようになると思います。

この話の詳細はまた今度・では。