もう昨日となりましたが、

東日本で震災が起きて丸三年となりました。


この世の中で一番大切な人が亡くなって私も5年目を迎えましたが、

あのものすごい揺れが続いたとき

皆が感じた

『世界はどうなってしまうの?(決して大げさでないことは体感した人は皆知ってます)』

という時に、いかに冷静にというか

的確に行動できるか(実際にできない人が多かったと思うので)

というのが想定以上になんにもできなくて人は無力だったと感じたことでしょう。


私も当時は家族の安否を気にするばかりで、

津波の影響を受けた地域の人(実際に生き残ってますが仙台空港近くに住んでいた親友がいる)

の事など考えもしていませんでした。



震災後、旅行キャンセルなどの手配を済ませ、

本当の被災地(津波が来たところと私は考えます)に

実際に訪れることができたのは数週間後になりました。


結局2度訪れましたが、傾いた家や家族の安否の不明な方々に逆に励まされ

タイヤの横にくぎが沢山刺さったまま茨城へと帰ってきたのを覚えております。



『釜石の奇跡』と呼ばれているそうですが、

児童など99.8%が助かったのは、絶対に奇跡などではなく

日ごろの訓練(これは日ごろの勤務と置き換えられると思う)

の賜物であり、10年も続けてきた努力がただただ結果として現れただけの事だと思いました。


うちの会社の社員教育も、

細かな部分の指導を常に行ったり、

なんでこんな面倒なことやらせんだよ・

という古株社員の反発にも負けず

さらには、

入社時には行えてたことも、

今ではどうせみてないだろうと

浅はかな考えでサボっている点についても

今まで以上にその必要性と

そこから生まれてくる未来(要は間違いなく他社より素晴らしい仕事をしてれば、間違いなくお客様の評価も得られ、結果バスの稼働率は上がり自分の給与も上がり、さらに当社の場合は、稼働率上がれば社員も積極的に採用するので仕事もより楽になるということ)

を諦めず繰り返し説明し

改善して行くしかないか・・

(そうしないと、来たる有事や環境変化に対応出来ない会社になる)


私の話一回でみんな言うことを聞いてくれたら簡単なんですが、

まあ、人生と会社経営に近道はないって事でしょうかね。