東京2020と題したオリンピックが一年延期になりましたがついに始まりましたね。

 

個人的には私もアスリートの端くれだった若い頃を思い出しながら、

日本人選手のメダル獲得の情報が流れるたびに大喜びし、

逆に確実視されていた内村選手の予選落ちに落ち込んでいる様な毎日を送っています。

 

前回のブログから2年近く間が空いてしまいました。(笑)

 

当社においてのコロナ禍は2月16日以降の旅行キャンセルで影響を受けましたが、

貸切バスの業界では前回のブログのあたり、

2019年10月ぐらいには韓国の方の旅行が激減しはじめ、

ご存知のように年末には武漢からのコロナ禍が始まり旅行はすべてなくなりました。

 

最近においては、

先月から昨年なら間違いなく仕事がキャンセルとなる感染者数でも、

今年においてはオリンピックの影響なのか関係なしにバスは動くようになっていて当社としても非常に困惑しております。

実際に、今月も非常に忙しく乗務員の調整が追い付かず私もハンドルを握って今日は長野に来ておりますが、

とにかく、まず、国(特に政治家の方なのか?)にはコロナ関連の基準の明確化をしてほしいです。

 

そもそも、東京都と国の重傷者の基準の違いなどがずっとそのままで来ていることにびっくりしてますが、

それを道路交通法で言えば、一般道の制限速度が道路によって標識などの表示なく違うようなものであり、

それで国民すべてを納得させられるのことはできる訳がありません。

 

今回のお客様も、今月お仕事いただいているお客様も旅行実施前も旅行実施中もいつでも皆、もしかしたら旅行を中止にしないといけないかもしれないという不安を抱えながらも動いています。これって何なんでしょうか?

 

誰もが決めない中で時間だけが経過し、国民には規制自粛、オリンピックは国外から選手が沢山やってきて関係者を含めて裏では好き勝手やってる状況(当社もオリンピックの運行に関わっていますが、一言で関東運輸局さん助けてください・・無法地帯になってますよ・・)ですからね。

 

またオリンピックだけは、他社バスの運転手も借り出してよいとかいう十年前なら間違いなく違法として扱われたような謎のルールも突然こっそり新設されたり・・この国の制度は外圧によって黒いものも突然白になり、それが日々変わるのだから何に従えばよいのか毎日困ってしまいます。

 

話は少し飛びますが私は憲法改正は絶対反対の立場を昔からとっています。9条の拡大解釈についてとかそういう意味ではなく改正が行えること自体が今の日本のシステム上問題だと思っています。以前ブログに書いたかどうか忘れましたが、現在の貸切バスの業界では、今日は白と判断されるものでも、夕方以降に役人が独自の判断で改正して、明日の朝から黒と変更することが可能となっています。この際の事前告知は必要ないという法令もいつの間にか成立してます。つまり、これまで通り法令をも守って運行しても突如捕まる場合があるのです(この件はすべて数年前の監査の時にも監査官の方にお聞きしているので間違いない)。さらに付け加えるなら、判断に迷うような内容の運行について尋ねるとほぼ決まってくる回答が『私どもでは判断できません。良いか悪いかは当日の監査官(この話をしている方が監査官になり当日来る場合も多いのに・(笑))の判断によりますね』ですからね。お前の会社が気に入らなかったら捕まえるよ‥という事なのかな・(笑) 話が脱線しましたが私たち国民を政治家や官僚の意味不明な都合(利権などの問題でであって、この方たちも困っているのだとは思いますが・・)から守るために存在する憲法を変更できるようになると、どこまでも都合よく変更されてしまいますよ。つまり、コロナ禍で浮き彫りになってますが、生命にかかわる判断基準を明確に統一したり決めることすらできないこの国に変更するきっかけまで与えたら最終的にどうなってしまうか想像つくので危険すぎるということです。

 

今回のオリンピックの開催により、少し目を凝らせばこの国の問題が誰にでもハッキリ見えて面白いですね。これを機会に根本的に今後はどうすべきかの話し合いがもたれより良い国へと変わっていければいいなと思っていますし、私も公的な集まりへの出席の際は積極的に進むべき方向性について発言し、さらに実際にも微力ながら尽力させていただきます。

 

 

 

今日の本題は、今後の会社の方向性です。

 

コロナ禍により仕事が激減しているこの業界で、

自社バスツアーの運営の仕方についてと、それとは切り離せない従業員の採用と教育と雇用継続について私自身決めたことがあり、

まずはそのあたりをブログで発表しつつ自社のホームページなども少しずつ変更させていただく予定です。

突如トップ画面が変更になったりするかもしれませんが、零細企業のHPなのでご勘弁下さい。(笑)

 

茨城本社に関しましてはワクチンを接種されたお客様からの参加希望が増えましたので今月よりツアーは再開し始めました。

その上で、9月よりツアーの出発地を旧八郷町、旧真壁町、旧岩瀬町の隣接地域まで拡大し運行を開始いたします。

ご案内は、9月の頭までには新聞チラシなどから始まり周知したいと考えております。

その上で、ツアーの実施体制においては、社長としての私の目の届く範囲においての旅行実施にとどめるつもりです。

どういう事かと言いますと、そもそも1日に30人以上の申し込みがあっても基本的には2日に分けて運行いたします。

これまではツアー内容を少し変更し大型バス1台で運行してしまいましたが、

やはり大人数で動くと昼食の場所が限られたりありきたりのものになったり自由度が失われるのがとにかく私的に嫌でしたし、

お客様数名からも同様の声を聞いたからです。

次に、添乗員についてですが、これまでも教育をしながら色々な添乗員を同行させてきましたが、

その添乗員のツアーの管理方法がそれぞれに異なる事、やらなければならない仕事を忘れたふりしてやらなかったり、

案内すべき事項をすっぽかしていたり、職務を遂行できない者が多いためです。

また業務の拘束時間が長いので給与も高額になるのですが、その金額は当然お客様の旅行代金に反映しなければなりません。

その金額を頂けるレベルの業務をこなせる従業員を私の今の指導力では育てられなかったので、今後は私がすべて努めようと思っています。

 

次は東京支店においてです。

今まではツアーを実施していませんでしたが、実は今、感染防止対策を十分に施した小型バスを製作しています。来月には完成する予定で、10月に告知を行い、11月より実際のツアーで運行を開始します。実施の範囲は葛飾区となりますので、すべてのツアーは当面葛飾区内の所定の出発地から催行します。ここでは、研修生扱いの添乗員を雇用しツアーに同行させようと考えておりますが、零細企業の採用は計画通りには行かないと思うので当面は私が同行できる場合かバスの乗務員と兼務できる場合においてのみツアーを運行しようと考えております。

 

また、日頃からバスで送迎などを行う当社の乗務員についてですが、

忙しくなった先々月から実施していますが、今後も私自身にて徹底的な指導を行い、

乗務員としてどこに出しても恥ずかしくないレベルの人材のみ運行させることに決めました。

 

コロナ前までは、実際にお客様を乗せている時の運転や対応が最低基準を超えていればOKとしていたのですが、

ドライブレコーダーなどでの記録を見ると、隠れて喫煙したり、宿泊時の清掃などを行っていなかったり、目の届かないところでとんでもない対応をしている乗務員もおり、そういった方には今回のコロナ禍で辞めていただきました。

 

これまで忙しいときは運行以外の部分は確認しませんでしたが、記録をくまなく見ると色々出てきまして、

その上で気が付いたのは、とんでもない対応をする人間=車両の掃除を規定通りに行わない=回送中や車庫内の気が緩んでいる際に車両をぶつけて会社に多大な損害を与えた者という図式が成り立ちました。幸いにもこれまでの12年間で実車中の事故はありませんでしたが、2種免許の運転手において車をぶつけるというのは、確認を怠っているという事なのでそれは事故をしていると等しい事であり、確率の問題でいつかは事故も起こると考えました。

また当然ですが、入社時から掃除はうるさい点を理解し入社している乗務員において、会社規定の清掃を行わないというのはどんな理由があろうともさぼりとしか言えません。交通法規で言えば、最高速度は100キロだけど急いで帰りたいので無視した、一時停止はどうせ来ないだろうし面倒なのできちんとやらなかった、バック時の後方確認はしようと思ったがなんとなく忘れた。と言っているようなものであり、そのどれもが乗車しているお客様の命に係わる事です。お金をもらって掃除が行えないなら、お金ももらえない上に他人にバレない状況の交通法規など守るはずもありません。一時期は、乗務員の更なる待遇改善の為と思いお掃除のパートさんや洗車機の導入も考えましたが、弊社の様な零細企業では乗務員の本質の判断には清掃が一番お金もかからず役に立つことを発見したので、今まで以上に厳しくここを指導しより良い乗務員を育てたいと思っています。

 

ちなみに、素晴らしい清掃を行っている乗務員は人の目がなくてもやはりきちんと清掃を行っていましたし、交通法規の違反もなければ当然事故も起こしていないのです。もちろんそういった社員さんの給与は増額することにしました。また弊社では最近車庫に高精度のカメラを導入しましたので、今後はこれも活用し従業員の指導に努めます。

 

先々月の6月に13年目を迎えましたが、直近のコロナ禍の始まった前々期、前期においても奇跡的に減価償却の額を調整すれば黒字となり、大変な状況下でもなんとか生き延びれたと思っている今日、コロナ前6年間は事業拡大を念頭に進めてきましたが、これから少なくとも三年間は再度足固めの期間と考え会社を運営します。

 

これまでも弊社の様な零細企業をご支持くださったお客様、私についてきてくれた従業員の皆様、皆様のおかげて今があり何とか経営できております。ありがとうございます。

 

 

これまで社長としては1年生だと思って経営してきましたが、やっと二年生ぐらいにはなれたのかな・・