今日は土曜日です。

ちょっと遅いお昼ごはんを家でテレビを見ながら食べていると、

画面に、花紀京師匠と岡八郎師匠が・・・


「おぉ、なつかしい~。そやそやこんなネタあったわぁ。

日銀言うたら日本銀紙株式会社やんなぁ。」


とひとり懐かしんでました。


関西以外の方は、なんのこっちゃわからないかもしれませんが、

吉本新喜劇の芸人さんです。

私が小学生の頃、吉本新喜劇の二大看板と言われたお二方です。


よくテレビで大阪の小学生は土曜日

「吉本終わったら遊びに行くわ。」と約束すると言われてますが、

これは関西の東の端で育った私もそうでした。

そして全国の小学生が、同じように土曜日約束していると思ってました。


そして初めて仕事で何週間か東京で研修を受けたときのことを思い出しました。

冬の寒い時期だったのですが、

関西から一緒に研修に行った同僚とどうしても豚まんが食べたくなり、

研修先の方に聞きました。


「この辺で551ってどこにあります?」


帰って来た言葉は


「551って何?」でした。


「551ですやん。551の蓬莱、豚まんとか焼売とかアイスキャンデーとか売ってる・・・」


「は?豚まんとアイスキャンディーが一緒にうってるの?何それ?どんな店なの?」


「どんな店って551やんなぁ。」と同僚と話していると、助け舟が入りました。

関西出身の東京勤務の方です。


「こっちは551ないねん。豚まんっていういい方もあんまりしいひんしなぁ・・・」





カルチャーショックでした。

20何年間、551はデパートなら全国どこでも入ってると思ってました。

カルチャーショックは551だけではありませんでした。

お昼や休憩時、喫茶店(当時はカフェって言わんかったなぁ)で、

「ミックスジュース」というと、


「ミックスジュースって野菜ジュースか何かですか?」


「ミックスジュースゆうたら、

バナナとかリンゴとかみかんの缶詰とかを、

牛乳と一緒にミキサーでガーってするやつやん。ないの?」



そうです。

東京にはミックスジュースも存在しませんでした・・・

リンゴの香りやらバラの香りがする紅茶があるのに、

ミックスジュースがない・・・


私の中での常識が、ガラガラ音をたてて崩れていきました。

「関西と関東、言葉だけちゃうやん・・・

食文化も全然違う。

蕎麦屋いっぱいあんのに、うどん屋少ないし、

出汁薄めようかなぁと思うくらい色濃いし、ほんまに薄めたら味せえへんし」


関西の東の端の田舎もんが、東西の違いに打ちのめされた数週間でした。

今でも懐かしく思います。

そして今でも東京に行くと、

自分が田舎もんだと思い知らされます。

まだまだ、知らんこと見たことないもんはいっぱいあると・・・

私にとって東京はまだまだワンダーランドです。



最後に関東ではズボンの下にはく、ももひきをパッチって言わないと知ったのは最近です。

やっぱりまだまだワンダーランドや。

ディズニーランドどころの話やないで。



しょうもない長い文章を最後までよんで下さった方、すんませんでした。感謝!