友人のつぶやきから転載します


特発性拡張型心筋症+冠攣縮性狭心症と共に
ローランドベルガーという欧州のコンサルタント会社の日本法人会長・遠藤功氏の話の中でのことです。
2011年3月24日付の朝日新聞に南三陸町の瓦礫の山の中を一台のヤマト運輸のトラックが走っている写真が掲載されました。
この震災で、ヤマト運輸の方も5人亡くなっています。まだ、震災後10日ほどしかたっていないまだまだインフラ整備などできていない時期です。ヤマト運輸のトラックのほとんどが津...

波で流されてしまいました。
にもかかわらず、トラックが走っているということで、この写真を見た本社の人は、これはおかしい、もしかしたら盗難にあったのではないかと、調査しはじめたそうです。
その真相は、
被災したヤマトのセールスドライバーの一人が家は無くなったものの家族は無事で避難生活をしていたとき、自分にできることはないかと考えたそうです。
当時、避難所はできていましたが、物資の輸送がまだまだ充分ではなかった。そこで、自分でそれをやろうと、内陸部のサービスセンターまで歩いて行ってトラックを一台借りて、自分で物資の輸送をはじめました。
それは、会社から指示されたものではなく、自らが考え行動したものでした。
なぜそれができたか? それは、ヤマト運輸の社是の中に「ヤマトは我なり」という言葉があり、自分自身がヤマトそのものなのだという精神が自然に宿っていたからです。
ヤマト運輸には、現場に多くの権限が委譲されており、自らの判断でお客様にとって良かれと思うことはいちいち本社にお伺いをたてずとも実行できる文化のようです。
これが本当のプロですね。感動します、一部のセブンイレブンも食料を配ったそうです。日本は「現場の国」「民の国」なんですね。中央行政・国政に司る方々にはしっかり見て頂きたい。自分は安全な所に居て何の心配も無く言う事だけは立派でも心が伴わなければ決して支援・復興等と言わないで欲しい。