先日6月16日は中国では端午節で祝日でした。
日本に比べると祝日が少ない中国では嬉しい休みでした。

日本では5月5日端午の節句でこどもの日ですよね。
その旧正月が6月16日で端午節です。

中国では、端午節はこどもの日ではありません。
歴史的な事実?に基づいて設定されたみたいなのですが、いろんな説があり起源が特定できないと書いてありました。

詳しく知りたい方はこちらをどうぞ↓
http://allabout.co.jp/study/chinese/closeup/CU20080601A/index.htm


日本の端午の節句と同じく、粽(ちまき)をたべます。
端午節の次の日に会社に行ったら、ローカルスタッフが家で作ったからといって、おすそ分けしてくれました。

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粽は中は餅ではなくて、中華粽です。もち米に味がついていて、蒸されています。肉や小豆が入ったりするみたいですが、それぞれ家庭の味があるようです。


さてさて、社会人留学のすすめ6です。
今日は大学院予備コースについて書きたいと思います。

私の大学院予備コースのクラスメイト

クラスメイト
日本人4人(私含めて)
中国人2人
台湾人1人
韓国人1人
トルコ人1人
アラブ人1人
ロシア人3人
+先生とトルコ人の彼氏とアラブ人の娘

2月の頭に渡英して、2,3月と語学コースに通い、一般的な英語を勉強しました。
4月からは大学院予備コースが始まります。

この大学院予備コースというのは、最長6ヶ月(4-9月)、そのほか3ヶ月(6-9月)、2ヶ月(7-9月)1ヶ月(8-9月)と個人のレベルによって参加月数を決められます。

私は英語力に全く自信がなかったので、最長6ヶ月を選びましたが、終わってから考えると3ヶ月コースで十分だったと思います。6ヶ月コースの前半3ヶ月と後半3ヶ月はほとんど変化なかったからです。同じことを二回繰り返したという印象でした。


大学院準備コースの内容ですが、午前中はライティング中心に、午後はリスニング中心に勉強するのですが、これが一般英語のコースとは全然違う内容なんです。

この内容は日本ではなかなか勉強することのできない、イギリスの教育機関でちゃんと単位を取れるための準備をするまさに「大学院の準備をするコース」なのです。

IELTSやTOEFLで高得点な人でも、どうやったら大学や大学院でちゃんと認められる文章を書けるか、どうやったら効率的にノートを取れるかということなどは、知らないことが多いので、欧米で教育を受けた方は別にして、初めての留学の場合は必ずこの予備コースを取ることをお勧めします。


英語力ではない「文章の書き方」といういわば国語的なことを勉強する必要があるからです。


どうしてこんなに「文章の書き方」が重要になってくるかというと、私の行っていた大学院ではエッセイ又はレポートが成績の40%、試験が60%の二つの合計が50%以上超えた場合は合格(単位取得)になるのですがエッセイ・レポート・試験それぞれ「文章の書き方」がとても重要になってくるからです。


とかなんとか言ってる私ですが、最初エッセイって聞いたとき、日々の暮らしを綴るあのエッセイなのかと思って「エッセイを書く?なんで?ていうかエッセイってなに?」っていう状態でした。


日本でいるエッセイではなく、海外で言うエッセイっていうのは、論文です。


お題があって、自分の意見がどうなのかっていうのを語ればいいのですが、自分の意見が○○です。というだけではだめなんですね。

自分の意見をサポートする証拠となるほかの人の論文が必要なんです。日本の大学と同じだと思うのですが、自分の考えなのか、他の人の考えなのかという線引きが非常に厳しく、他人の考えを自分の考えのように書いたりすると盗作としてとらえられ、大幅な減点がされます。

・どこからその意見を持ってきたのかという出典の書き方
・どうしたら自分の意見ではなく他人の意見としての表現となるのか
・起承転結の付け方
・うまい導入・結論の書き方

など「書き方」をしっかりと勉強します。

この「書き方」が出来ていないと、点数が取れないので、英語が母国語の人でもいい点が取れないことがあるのです。


いわばルールをしっかりと押さえておかないといい点数が取れないっていうことなんです。
このルールをしっかり教えてくれるのが大学院予備クラスです。

私はこの大学院予備コースを取っていてほんとによかったと思っています。
取っていなかったら卒業できていないし、課題の手の付け方にすごく苦労したでしょう。


逆にいうと、資金的に厳しい人はこのコースだけ取っておけばいいと思います。
でも最低3ヶ月は取って欲しいです。
それ以下だと習得する期間として短すぎます。


リスニングの授業では、大学の講義のノートの取り方とか、プレゼンのやり方とかを勉強しますが、これははっきりいって、ライティングの授業よりは重要度は低いです。

ノートの取り方とか、プレゼンのやり方はある程度、自分のやり方や学部のやり方があるので、語学学校で普遍的なやり方を勉強しても学部によって使えなかったりするので、情報として入れておく程度でいいと思います。

もちろん役に立ちましたし、授業を受けて損はありませんが、重要度という意味ではライティングの方が上です。


予備コースでは毎週課題がありました。
時間制限付きのIELTS形式のライティングと1000文字のエッセイの課題を隔週でこなすというものです。

当時、課題は結構しんどかったですが、大学院に入学してからの課題はもっと大変です。
授業後、図書館に夜10時くらいまではいて課題や宿題をする日々でした。


予備コースの最後には大学院と同じような課題が与えられ、3000文字のエッセイを書きました。

私の課題は、「Environmentally friendly イメージの企業について(Body Shop以外で)書きなさい」
でした。

進む大学の学部毎に課題は違います。私はビジネス専攻だったのでこのようなエッセイを書きました。
国際関係、映画、環境学、開発学などクラスメイトはそれぞれ専攻にそって、エッセイを書いていました。

スピーキングの授業ではこの課題を基にしてプレゼンをしました。
パワーポイントを使って約15分の持ち時間でプレゼンをして、後の10分で質疑応答に答えます。


予備コースの最後には、IELTS形式で点数が出されます。

ライティング・リスニング・リーディング・スピーキングそれぞれ10点満点で評価され、トータルスコアが6.5以上が大学院進学資格になります。学部によっては6.0で受け入れ可だったり、逆に7.0必要だったりします。

私はぎりぎり6.5でした。
クラスの優秀な何人かは7.0を取れていたようでした。

通常はオフィシャルのIELTSの点数でないと受け入れてくれませんが、大学付属の語学学校の場合は、この語学学校が出してくれる点数で受け入れ可です。

オフィシャルIELTSは一発勝負なので、多少運も関係しますが、大学院予備コースは数か月間での授業態度や数ある課題の点数の合計点なので、運よりも努力が反映されます。


このように、無事6.5を取得し、大学院入学の手はずが整いました。

次回は大学院入学~を書きます。



$キラキラ☆バリキャリを目指して。

私がいた町Norwichのシンボルの一つ ノーリッジ城