19 Aout Samedi


私の大好きな通学路 Vieux Lille (リール旧市街)

の中心部 Rue de Monnaie 沿いに オスピス・コンテス Hospice Comtesse という

美術館 Musee がたたずんでいます。


入り口はRue de Monnaie

(お金通り・・・ってすごい名前だよね、日本語に直すと・・・)

に面しているため、Lilleに訪れた観光客なら誰でも目にするのでしょうが・・・


つい最近まで、おそらく人々は目にも留めなかったであろう。


そりゃ、一年ちかく工事で封鎖されてたんだからね・・・ 足あと


丁度わたしがここについて一ヶ月くらい経ったころ、去年の秋の初めかしら・・・

Lilleの街をゆっくり開拓し始めたころ。


その門は閉ざされたのでした・・・ ぶーぶー

なんつうぐっどタイミング。


おもいだすのは、はじめて2人で出かけた時、ジャンジャンが紹介しようと思っていたのが

ここHospice Comtesseでした。

閉鎖されたことを知らなかったじゃんじゃんは が~~ん とショォックをうけてました。


張り紙には今年2006年一月に再開・・・とかかれていましたが。

一月になり、

そして

二月も過ぎ

そして

春が終わり


夏がきて・・・


今何月じゃい!!


本当につい最近、工事も終わらないままですが、ようやく開放されたのでした。


ということで、Lilleの古くからの歴史を勉強しに、電子辞書片手に行って参りました。


hospice comtesse2 hospice comtesse1

Hospice Comtesse de Lille


1237年にその土地、フランドルのJeanne伯爵夫人 (Comtesse)によって

基礎が築かれ、

フランス革命後、病院 (hospice)と形を変え、更には1914-1918年の間、

養護施設として用いられていた。

そのオリジナルの建物は15世紀に起きた火災のため失われてしまったが、

現在の建物(15から17世紀)はLilloise(リールの)特有の建築の例として完全な形で

残されている。


(あってるのかなぁ 自分で訳してみたんだけど・・・不安っちょ)

ちょっと美術館について説明


患者が収容されていた大きなホールの横にたつ現在の美術館、


一階には病院として使われていたころの台所。

ここは陶器のかわいらしいLilleのタイルが印象的。

二階への階段沿いにもこのタイルが一面に張られていて、

可愛いおじさんの絵が印象的 クローバー


(白色陶器タイル上に水色のラインで絵が描かれているのが多かった)


食卓場、修道院長さんの住居として使われていた場所であり、

数々の地方独特の装飾品が飾られています。


フランドルとオランダの17世紀ごろの絵画、

人とライオンの顔がたくさん掘り込まれた木製の家具。

(絶対いらない・・・ こんなのとじゃ 眠れない・・・)



Guillaume Werniersによる室内装飾、つづれ織り

壁掛けtapestries

階段をのぼると、''LilleのWatteau''  (linkあり) と呼ばれる、

Watteau brothers (確か父と息子だと思うんだけど・・・)による

Lille当時の風景を描写した多くの絵画。

そして、その他おおくのフランドル地方特有の装飾品などが飾られている。

のでした。


私のお気に入りは。 階段沿いのタイルと、大きな地球儀

なによりも Watteauの書いたリールのGrand Placeの前での

「古物市Bradrieの風景」 


Lilleは九月はじめの土曜日から行われる古物市でとても有名な町なのだウサギ

ジャンジャンはプチガイドとなり、色々説明をしてくれましたが、

いまいち、わからず・・・。美術館用語を砕いて説明してもらって、

そして、普段使わない言葉を辞書で調べつつ大好きなLilleの街を

古き時代のLilleから感じてきました 王冠2


「ここが昔のGrandPlace(グランプラス シャルルドゴール広場という中心地)だよ。」

とか、

「ここはどこそこだよ・・・」 


と。 ジャンジャンの説明のおかげ、


今のLilleと比較してなぜだかわからず懐かしさを感じるのでした。

やっぱりこの街が好きだからでしょう。


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