あれから・・・

1~2回、彼と話をする機会があった。

二人の『糸』は完全に、こんがらがってるから・・・ゆっくり一本ずつほぐしてみる事にした。

真剣に、彼との関係を終わりにしようと思っていたけれど・・・【誤解】したまま、顔も見ないまま終わるのはやっぱりイヤだ。

彼は・・・現実逃避?のために、今月いっぱいワザと忙しくしているそうだ。

昨夜もメールが入ったのは深夜。

『遅くなってゴメンな。もう寝てるよね?明日、連絡できたらするから』と。

たまたま本を読みながら夜更かししていたので折り返し電話してみる。

『あれから・・・おふくろから電話あった?俺の携帯番号の事とか』

『全然ないよ。新しい電話番号と勤務表の件で電話くれるとは言ってたけどね』

『・・・やっぱりな。』

私名義だった携帯を解約の方向で・・・だったんだけど、月が替わってからじゃないと料金の加算があったので保留にしていたのが幸いして彼との連絡がとれた。

今・・・彼は新しい携帯を契約してあるが、そういう事情で今月いっぱい二台を所有している。

・・・新しい携帯の番号がわかり次第教えてくれるって言ったのはキヨちゃん。

キヨちゃんの件に関しては言いたい事が山ほどある。

彼も・・・そうらしい。めずらしくキヨちゃんへの不満がもれる。

『そんな事言っちゃ駄目だよ。』・・・どういう訳か、そう諭す私がいた。


先日の電話で、キヨちゃんが私にこう言った。

『ごめんね。私には人を好きになったり失恋したりとかの気持ちが全然わからないの。ほら、お見合いだったし』

え?…( ̄_ ̄;)それって・・・お父さんの立場が…( ̄_ ̄;)

この切なさや辛さが・・・キヨちゃんにはわからない。

わからない人にいくら言ったところで・・・わからないものはわからないよね。うん。

彼に言った。

『Kさんは結婚はお互いの気持ちがって言うけど、私は結婚の理想と現実を痛いほど知ってる。だから・・・二人の視点が違ったんだよ。同じ視点でモノを見られるようになったらまた新しい始まりもあるかもしれないね。』



某航空会社のチケットの予約をとった。

『来月・・・逢いに行くから』



馬鹿でもいいや。何言われてもいいや。自分に正直になろう。

誰かの言葉に振り回される事なく・・・。