予定通り、S県の某駅に到着。

彼に何度もメール送るんだけど返事無し。

ま・・・午前中は病院に行くって言ってたからなぁと荷物をホテルに預け近くのネットカフェで過ごす事に。

ここなら結構時間潰れるしね。

入室してすぐに彼からメールが!!『今から病院に行く』

・・・はい?ちょ、ちょっと待て!今まで何してたの???

とりあえず、駅の東口で待ち合わせ。到着したらメールをくれることに。


目を合わせようとしない彼がそこにいた。

思いっきりの笑顔で『ね?また晴れたでしょ?』と声をかける。

そう・・・私には『晴れ女伝説』っていうのがあって、彼と会うときはいつも晴れ☆今回のS県の天気はずっと雨の予報だったのだ。

一瞬、彼が笑顔になったのを見逃さなかった。

声が出ない彼に一冊のメモ帳を渡す。

病院に行く前にご飯食べようって誘い、午後の診療に間に合うように病院に向かう。

その間・・・ずっと筆談。でも・・・それが必要ないくらい次の言葉を読む私。

『凄いよなあ・・・お前って』

・・・そうでもありませんぜ?(笑)

病院に着き・・・診察を受ける。

診断名は・・・心因性発声障害ヒステリー性失声症


・・・ビンゴ★il||li _| ̄|○ il||li (四月九日の記事参照)

『大丈夫。咳をする時、音が出てるもん。これは必ず治るんだよ( ̄▽ ̄)』と、彼に声をかける。

診察が終わり、一旦ホテルに戻る。

喋れないもどかしさに彼がパニックに堕ちる。

『うわあああああああああああああああああああ!!!』

最後に大声が出た!!話せないけど、叫びが音になった!!

『大丈夫。大丈夫だよ。音は出てる!!』彼を抱きしめてそう言った。

彼が落ち着くまでずっとそうしていた。

大丈夫。大丈夫。私はココにいるよ♪と。