肝心のイタリアでのお仕事は・・・
メイドさんに、男性軍が心を奪われてしまったので、
通訳の日本女性の方と私とで、
「最悪~っ!
この場所にメイドなんて似合わないよね~。」
などと、多少嫉妬心もあり、ブチブチ怒りながら、
デザイン展のお仕事をしていました。
メイドさんと遊んでいる暇はないのよっ!!!
が、メイドさんが来て数日が経つと、出張者の中でも
一番女好きの若者くん達 が、ぼそっと、
「メイドが来たら、ここの格が下がるよね!
控えて欲しいなぁ~」
みたいなことを言い出しました。
「初めはあんなに喜んでいたのに、どうして?」と聞くと、
このメイドさん・・・
イメージキャラクターに選ばれて、みんなからチヤホヤされて
かなり、女王様のように気取っているんだとか。
秋葉原のメイドカフェのメイドさんなら、
「おかえりなさいませ~
ご主人様~」
と、ハートいっぱいに、いろいろお仕えしてくれるのに、
このメイドさんは、かなり態度が大きくて、写真を撮る時も、
「首輪を持ちなさいよ!」みたいな感じだったもんね・・・
なぜか私も持たされたし・・・
さらに、すぐに会場から姿がなくなると思えば、お客様から見えるところで、
スパスパとたばこを吸っているんだとか・・・
そんな姿を見て、女好きの若者くん達でも、
段々とメイドの存在が邪魔になってきたよう。
結局、デザイン展の最後の方には、メイドさんの姿は
ありませんでした。
きっと、チヤホヤされなくなったので、つまらなくて
来なくなったんでしょう。
というか、絶対に、私達の商品に
メイドさんは、似合いません
誰がイメージキャラクターをメイドだと決めたのでしょう?
きっとトップの方の個人的趣味だったんでしょうね・・・