たばこ禁止法、撤廃! | ニュージーランド留学と海外生活ブログ ~ 一度は日本から出てみよう

小国NZの首相としては世界的な知名度を誇った元首相、アーダーン女史の時代に成立した『たばこ禁止法』。

世界で最も先進的という評価を得ていた『たばこ禁止法』は、2009年以降に生まれた人への紙巻きたばこの販売を来年から禁止する、という将来的な事実上の全面的禁止法だった。

そんな画期的な法律が、国民党に代わった現政権で撤廃に追い込まれる見通しという。減税の財源にたばこ税を充当する算段だとか。

理由はともあれ、前政権を否定することで存在感を示すというのはよくある政治手法だとは思うけど、少し残念。
 

 

というのは、何もたばこの禁止が素晴らしいという意味だけではなく、これまでも国歌の1番が先住民族マオリ語で歌われる先住民族に対する敬意と尊重や、世界に先駆けた婦人参政権、80年代末に成立した反原子力方針の反核法、経済再生への大胆な民営化など、NZといえば、小国なりの『経済より政治的な理念・理想』を追求することで世界に存在感を示してきたからです。

小さいなりに理想を追求することで国としての良好なイメージを保ってきた部分はあると思っていたからです。




余談ですが、タバコは悪くて酒ならオッケー、というのも、飲酒事故や飲酒に伴う犯罪の観点からは若干の疑問符ではありますが。。。
 

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