W杯が終わってからだいぶ経過していますが、今回はサッカーです。
サッカーは小学校の3年生から社会人の5年目位までやっていたので、ちょっと"こだわり"があります。(大学の時はやっていなかったので6年のブランク期間がある)
にわかファンの人にちょっとしたウンチクを紹介しておきます。
これを言えば、サッカー経験者から『おー!わかってるな』ってなると思います。
さてW杯でも脚光を浴びた日本代表の本田圭佑選手ですが、彼は何が凄いのでしょうか?
彼の代名詞となった『無回転シュート(ブレ球)』でしょうか?それとも、彼のエゴイスト的な性格でしょうか?
どちらも確かにプロサッカー選手としてレベルの高いものを持っていますが、彼の凄さとはそれではありません。
では、何か?と言ううと
『ボディバランス』
です。
『ボディバランス』とは、相手からの激しいコンタクトを受けても倒れない事です。
サッカーには『3B』と呼ばれるものがあります。
Brain : サッカーは頭を使うスポーツ
Ball Control : サッカーはボールを操るスポーツ
Body Blance : サッカーは体のバランスが必要なスポーツ
上の3つの頭文字をとって『3B』と言います。
日本の選手は2番目のBall Controlが上手い選手は沢山いますが(多分、本田選手より上手い選手は沢山いる)、それはプレッシャーのかからない、つまり相手から厳しいコンタクを受けていない状況でという前提条件がつきます。
なのでレベルの高い国際試合などでは、相手からの厳しいコンタクトを受けて、自分の技術を十分に発揮できず負けてしまうのです。
一方、本田選手は決定的に3番目のBody Blanceが優れているので、彼にボールを預けても相手に倒される事はありません。
これにより自分の技術を十分に発揮することができるので、"攻撃にタメ("攻撃にリズムがでる","ボールが収まる"って表現される場合もあります)"ができたり、"彼自身で局面を打開"できたりするのです。
(これが本来の起点の意味で、スポーツニュースはちょっとでもボールに触れたら起点と言っているが、それはちょっと違います)
前回大会までのエースだった中田英寿選手も同じです。
中田選手は、コロコロ倒れる日本人選手を見て、『すぐ倒れるなんて、なんてみっともない』と感じて、ボディバランスを鍛えたそうです。
ここらへんの感性が凄いですよね。
普通は華麗なテクニックに目がいくのに....
【補足】
サッカーには『3B』以外に『3原則』というのもあります。
Pass And Go : パスを出したら、動きなさい。(止まってはダメという意味)
Meet The Ball : ボールを迎えに行きなさい。(パスされたボールを待っててはダメという意味)
Look Around : 周りを見なさい。(ボールばっかり見ていてはダメという意味)