川崎 中学1年生殺害事件 | 犯罪ジャーナリスト 小川泰平 『現場刑事の掟』

犯罪ジャーナリスト 小川泰平 『現場刑事の掟』

2009年12月に30年間の警察人生に幕を引き早期リタイヤを致しました。犯罪ジャーナリスト 小川泰平『現場刑事の掟』のブログを書かせて頂きます。警察と国民のみなさんの架け橋になれれば幸いです。現在は執筆、講演のほかTV番組等で各種事件の解説等をしております。

みなさん、こんにちは!

小川泰平でございます。


皆さんもご存知だと思いますが、2015年2月20日、神奈川県川崎市川崎区 多摩川の河川敷で発生した、殺人事件は本当に凄惨な事件でした。

発生翌日から、毎日事件現場周辺に入っていました。

取材を続ければ続けるほど、絶句でした。

本当に涙しかありません。


無理やり裸にして冷たい夜の川で泳がせたと、逮捕された少年は供述しているそうです。

私は、発生の翌日現場に行きましたが、寒くてコートを着ていきました。

犯行時間は午前2時頃と言われています。

当日の気温は5度だったそうです。

しかも、街灯も無い真っ暗な、あの汚い多摩川で泳がされた、被害者の上村遼太君、想像を絶する辛さだったと思います。


その上、川から上がった上村君に・・・・

ブログで書けるような内容ではありません。


私も川崎警察署に勤務していた経験があるので、あのあたりの環境は理解しております。

川崎に限らず、全国どこにでも、やんちゃな子供たちはいますし、不良と言われるグループがあるのも事実です。

グループの中でも、グループ同士でのトラブルや喧嘩も当然ながらあります。

グループに入りたい者、グループから抜けたい者、色々です。

ですが、凶器を使用する、というのは考えられないことです。

容疑者の少年A たちは、どこでどう変わってしまったのか?


少年鑑別所から出てきて間がなかった、少年A (18歳) 、更生するどころか、「ハク」がついてしまったようです。

少年法の改正、実名報道の問題、等々、今後の検討材料が山積みです。

スクールソーシャルワーカーが川崎市には7名しかいません。

スクールサポーターは川崎市に8名だけです。

確かに少ないですが、存在していたことは事実です。

学校、警察、家庭、色々な面から検証する必要があると思われます。


現場である多摩川の河川敷には、たくさんのお花が手向けられています。



上村遼太君のご冥福をお祈りいたします。


合掌

                             小川 泰平


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