夫は感染症のため、再度入院しています。もう半年に及ぶ闘病生活です。
なかなか厳しいですね。すべてが克服できるよう、祈るばかりです。
さて、いつものように、モノレールに乗って病院へ向かう車中の出来事。次の駅で父親と小学3年生くらいの女の子の親子連れが乗ってきました。お父さんと指を使ったゲームをとても愛情たっぷりに楽しんで、その後爪の話や友達の話など、ゲラゲラ、カラカラと笑って話していました。
まるでテレビのドラマを見るような、絵に描いたような家族像。どこかにカメラがあるんじゃないかと思うほど。とっても気分が暖かくなって、思わず笑みもこぼれます。世の中にこんな中のいい父娘がいるんだと。
暗い穴に入ってしまってなかなか抜け出せない心に一瞬でもほんわかな軟らかい光が差したような、そんな朝でした。
さて、これでまた笑顔で夫に会える。今日も頑張ろうって。
そして、駅を降り、いつもの入退院口へ向かう途中、あるご夫婦に声をかけられました。
「あの。私たちクリスチャンのお話をしているのですが、少しいいですか?」
「え?あのすぐに行かないといけませんので。」と断り、さっさと足を速めました。
もしかして、○○バ?こんなところまで伝導しに来てるの?心の弱くなった人を狙って?今にも折れそうな心をしっかりと支えて、どれだけの人がこの道を歩いているか、知っているのかしら?
明日またいたら、警備の人に言わなきゃと思いました。
先ほどのほんわかした気分が一瞬にして、崩れてしまい、とても嫌な気分になってしまいました。
夫に会って、笑い話のように話せたのがせめてもの救いでした。