何か色々忙しくて、随分間が開いてしまい

スミマセンの記事…なのですが。(´・ω・`)

 

「藤井風くん・Billboard Japanインタビュー」…

前回はこちら。

 

今回はその2,です。

記事の見出しは

 

結果よりもプロセス
それは自分がこれまでも歌にしてきたテーマの一つ

 

あ、やはり、と思ったわたしでした。

曲中で「Trust the process and be brave」

と歌われていて、

「プロセスを信じて勇敢であろう」なんだけど、
ここ、「Workin' Hard」の肝なのか?

ユニークだなぁ…と、初めて聴いた時

思ったことだったので。

(スポーツは基本、結果重視だもんね…)

 

さて、インタビュー(2)は、

サウンドプロデュースを手掛けた

Dahi氏との楽曲(「Workin' Hard」)作成のお話から。

藤井風くんにおいては

 

 自分の頭の中で完成形ができていて、

 それをそのまま形にしてくれる、プラス、

 その人なりのマジックをかけてくれる人を探していました。

 チームの協力もあってDahiさんと巡り合うことができて、

 導かれるように一緒に制作を進めていきました。

(記事より)

 

だったとのこと。

 

その後色々やり取りをされたようですが、

驚いたのは、

 

 実際に会って曲の制作を進めたのは

 1回だけだったんですけど

 

という風くんのお話。

その時にレコーディングを終わらせ、

後は、オンラインでのやり取りで仕上げていった。

 

…新しい…てか、

そういう時代に来ているんだ、というのが

正直な感想。

だって、レコーディングって、

メンバー&プロデューサー達が何日も(あるいは何か月も)

スタジオに缶詰されて…ってイメージがあったもんね。

目から鱗、でした。

 

ま、その1回のレコーディングで風くんが感じた事は、

Dahi氏が次々とアイディアを出してきて

(ビートやらサンプリングやら)

自分が思っていたより

大分洗練&クールな方向になったと。

 

こういうお話を聴いてあのDemoを聴くと、

腑に落ちますね。

 

(過去記事です)

 

つまり、日本以外でも、

そんなに顔を合わせなくても(そうだよね)

どこにいても曲は作ることが出来る…と。

(但し「リスペクトがあれば」by.藤井風)

 

次の論点は「風くんの歌い方の変化」でした。

風くん曰く

 

 「まつり」以降の自分のマインドとして、

 脱力がキーワードになっていて。

 いかに力を抜いて、

 聴く人の耳に余計なストレスを与えないか、

 いかに自分がリラックスして、

 脱力したムードを聴く人に伝えることができるかどうかが

 自分の中で大事なことになっています。

(原文ママ)

 

     脱力   (≡・⊥・≡)

 

続いて…

 

「まつり」は自身のメッセージの伝えるに、

手応えがある作品だった。

すごく自信を持てたから、

これが今後、行くべきサウンドの方向だと思えた。

だから「何なんw」でデビュー、

「まつり」は“第二のデビュー曲”。

その後「grace」ですぐに卒業したので、

 

 「Workin' Hard」は、“第三のデビュー曲”…

 

の様に語られました。

(ザックリまとめました。スミマセン)

 

(まつり・過去記事)

 

ともあれ、

いわゆる"燃え尽きた"「grace」の後に出す

「Workin' Hard」は、

色んな意味で"はじまりの曲"にしなければ

という風くんの思いがあったようです。

 

ちなみにここで、

「死ぬのがいいわ」の世界的大ヒットについても語られていて、

風くんは


 本当に神様からのプレゼントですね。

 

と述べています。

自身のお気に入りの曲でもあり、

それが広く受け入れられたことに

とても喜びを感じているようですね。

 

ここから、歌詞の話になります。

インタビュアーの

 

 いわゆる典型的な

 スポーツの応援をモチーフにしたテーマソングとは

 ちょっと違う角度の曲になっていると思うんです。

 勝ち負けよりも聴き手の日常に寄り添ってくれているような

 言葉が印象的

(原文ママ)

 

初めに述べましたが、

わたしもそう思いました。

(過去記事です)

 

これに対し風くんは、

「スポーツは結果」というのは理解できるけれど、

こういう見方(結果よりもプロセス)は

今までの自身のテーマの一つ、だと。

そして、

 

 本当は自分が結果とか目に見えるものにこだわる人間だから、

 そう自分に言い聞かせているところもあるし、

 だからこそ自分が歌いたいメッセージなんだと思います。

(原文ママ)

 

ここは非常に興味深かった。

藤井風は天使ではなく、普通の若者でした。

そりゃそーでしょ。

 

(過去記事です)

藤井風・天使論

 

武道館ライブの時も

ライブのラスト、ふわふわ…と

沢山の羽根が舞い落ちる演出を見て、

「藤井風・天使論」をご本人も受け入れているのかな、

と思ったもんね。

藤井風、神格化論は当時、ファンにとっては

論点の一つになっていました...( = =) トオイメ目

 

   閑話休題

 

〈めっちゃがんばっとるわ〉についてのお答えは…

 

 近所のスーパーにおばあちゃんが頑張って

 買い物しに来てるのを見るだけでも、

 「ああ、この人、すごく頑張ってる」とか

 「助けられることないかな」とか

 思うことがよくあって。

(原文ママ)

 

わたしは「ハイヤーセルフ」の言葉かな、と思ったけれど、

そういう事ではなく、とても優しい青年故に、の、

思いやりと慮りから出てきた言葉だったようです。

 

(過去記事です。)

 

そう、

風くんがとても優しい人だということは

ずっと、皆さん分かっていました。

 

「Workin’ Hard」というフックとなるフレーズ

(曲名でもある。)について聞かれると、

なかなか出てこなかったようです。

(肝心なサビの歌詞が)

がしかし、

NBAの試合を見る最後の日…

(この試合中に絶対にサビの歌詞を仕上げると

固く決意していた)

選手たちと一緒に、

戦うような気持ちで試合を見ていたら、

思い浮かんだのだということです。

 

 選手たちはシンプルに頑張っているし、

 日常生活で見かける色々な人たちにも当てはまる、

 しっくりくる言葉が降りてきてくれました。

 「頑張れ」じゃなくて、「頑張ってるよ」っていう。

(原文ママ)

 

わたしも

バスケのテーマソングという枠を大きく越えて、

日常、コツコツ頑張っている人たち(世界中の)への

応援歌になっていると思った。

ご本人も、

このバスケのテーマ曲がきっかけとなり、

聴く人々を励まし、気づきを与えられる楽曲にしたい

と思っていたそうです。

 

 生きているだけで頑張ってるし、みんなすごい。

 だから一緒にこれからもなんとか頑張ろう、みたいな。

 そういう強くて優しい歌にしたいとずっと思いながら、

 曲の制作を進めました。

(原文ママ)

 

風くんにしたら、

もしテーマソングとして相応しくないと判断されたら

別の曲を用意するつもりでいたそうですが。

(そうだったんだ。。。)

 

 チームの皆さんも、

 おもしろいと思ってくれたみたいなので、

 この曲はこうして世の中に出る運命にあったんだな

 と思います。

 

だそうです。

 

なるほど~でした。

「Workin’ Hard」を初めて聴いたとき、まず、

該当スポーツ・ビッグイベント

(今回はバスケW杯)のテーマ曲にしては

非常にユニークな曲だと思いましたね。

だって、歌詞の内容が、

日々ハードワークに勤しむ人々を労い、

優しく鼓舞し、

それを見て自らも奮い立っていく…という感じ。

バスケ(スポーツ)に特化されていない。

 

これは、ズバリ、「労働歌」です。

働く人々がその労働に伴って歌う歌。

 

*ちなみに、労働歌のカテゴリーは、

もう一つあるのだけれど…

それは、

労働者、農民など働く人々が社会変革への意志をこめ、

団結して闘争する時に歌われる歌、ですが、

(ex.インターナショナル)

こちらではないですね。

 

世界各国にあり、有名な所では…

 

カリプソの「バナナボート」

 

    Banana Boat (Day-O)

 

国内では、「ソーラン節」、「竹田の子守歌」も

そうです。

 

多くは反復する労働の動き(リズム)に合わせていて、

(「Workin' Hard」はドリブルのリズムに似ていると思う)

掛け声などの要素も含みます。

「Workin' Hard」の反復するグルーヴ感は、

そうした労働歌の特徴とよく似ていると思う。

更に

コーラス部分の歌詞がすべて英語である所は、

 

 風くん、いよいよ本格的に世界に向けて発信開始か?

    (ⓛωⓛ)

 

だとも思いました。

繰り返されるフレーズは、世界中に響きますよね。

 

そして、新しいプロダクション

(オンラインで、どこにいても曲は作ることが出来る)

は、まさに風くんの原点である

「YouTube・カヴァー」で培われた力量を

いかんなく発揮させられたと思いました。

 

その次の「MVについて」は考察(若しくは検証)

というよか、

何かほのぼの、させられましたなぁ。

MESS監督と藤井風くんの仲良し度というか、

裏話が色々楽しかったです。

是非、読んで欲しいですね。

 

この曲はあなたのものなんだよ

視覚的に伝えられたら、

(記事より)

 

って言葉、凄く染みる。 (=‐ω‐=)