オトコ親とオンナ親の違い | 彼は7歳年下AB型 ~自称ItalianでRomanticistな彼との2人暮らし~

オトコ親とオンナ親の違い


彼は7歳年下AB型    ~自称ItalianでRomanticistな彼との2人暮らし~




正式にわたしの両親に結婚の承諾を貰った夜



オトコ親とオンナ親の違いなんだろうか、

両親の様子の違いが顕著に表れた。




父は、遠い昔を懐かしむような表情。

そして非常に無口な彼が、珍しく、

わたしが誕生した当時のことを

ぽつりぽつりと瞼の裏を辿るように話していた。

そんな父は、時折こっそり涙を拭いつつ、

また昔話をぽつりぽつり・・・。




母は、そんな父の話に頷きながらも

わたしとtoughさん の未来に

気持ちが飛んで行っているようだった。

しかしながら妻として先輩である立場、

そして親の立場としてのアドバイスをしてくれていた。




印象的だったのは父だった。



あの夜から数日経つが、

ずっとそのときの父の姿がわたしの頭から離れない。




父は昔から無口。

かと言って威厳がないわけではなく、

家族全員、大黒柱としての父に敬意を払っていた。


勤勉な努力家で、曲がったことが大嫌い。

おべっかも言わず、現代の武士のようだ。

誰よりも心優しいけれど、

本来の性格がshyすぎるのと、

「日本男児たるもの」という気持ちが交錯し、

自分の優しい部分を見せることを良しとせず生きてきた父。

要は不器用極まりないオトコなのだ。


幼い頃のわたしは、

そんな父のことをなかなか理解出来ずにいた。




両親程、まだ人間が出来ていないわたし。

けれど、自分がオトナと言われる年齢になるにつれ、

父のその本当の偉大さと、

不器用さに起因する苦労もあっただろうと思うようになった。



きっと今夜も、父は思い出しているに違いない。

わたしが誕生したときのことを・・・。


泣いてやしないだろうか。




父よ。

自他共に認める放蕩娘なわたしではありますが、

あなたの娘としてこの世に誕生したその瞬間から

わたしはあなたのことが大好きなのです。

あなたのその不器用さも全て、

わたしはあなたが大好きなのです。





恋愛ブログ 年下との恋愛