以前からお付き合い頂いている方は慣れっこなんですが・・・今日の楽譜紹介は毒舌です

ワタクシは導入教材は多ければ多いほどいい、と思っています

ちょうどピラミッドの底辺はたくさん石が必要、その土台がしっかりしていれば 積み上げていくことができる、という考えです(ちなみに政治でも同じコトだと思ってます。日本は国民がしっかりしているからトップが誰だって大丈夫じゃない?政治家なんて誰がやってもいいよ・・・)


ウタにはバスティン、ピアノツリー、ミクロコスモス、バイエルなどで進めています

もっと増やしたいです

手元にあれば それほどスバらしい、と思っていない教材でも アルフレッド、トンプソン、リラフレッチャー・・・とりあえず使います

あとは曲集はさらにあればあるほどいいです・・・が4期の曲集で入門編というのはなかなかないですね

今、ウタはクラシック to モダン、という曲集を使ってます(日本のも持ってたけど誰かにあげちゃったみたい)

トゥルク、レイナグルなど~カバレフスキーまでいろいろ入っていていいです

4期をくまなくカバー、という点でグレードの課題曲集は優秀です

AMEB、ABRSM、TCL などの過去の課題曲集は行きつけの楽譜屋さんでワゴンセールになっていたりするので よく利用します

初見教材としても使います

すっご~くたくさんの導入教材(いい教材だなぁ、と思うものも、なにこれ?と思うものも)がありましたが、日本に帰国する前に全部生徒やピアノ先生仲間にあげてしまったので今は手元に何もない・・・

早く買い出しに行きたいですね~


前述のトンプソンイージストメソッドはよくなかったな・・・

魅力的な曲がなく 1つのポジションからちっとも動かない

こんなにずっと同じような簡単でつまんない曲ばかりやって ピアノ上達するわけないじゃん、と思っていましたが ウタのように極度に覚えの悪い子もいることが判明!

もしかしたらそれなりに存在価値はあるのかも

でも、やっぱり公平にみても 上達する前に飽きさせるような楽譜だったなと思います

これ使用する先生はよほど工夫するか(それこそ全調で弾かせるとか?) 副教材メインでそっちの曲をどんどん仕上げさせるかだな~

ちなみにトンプソンの普通のメソッドは確か、逆に難しい楽譜でした(そして挿絵は相当古臭く、良い味だしてました)

初級者にはいいけど導入向きではなかったと思います



↓これは生徒がウタに貸してくれた未使用の楽譜

きっとピアノを始めたよ、と言ったら日本在のおじいちゃんおばあちゃんが送ってくれたのでしょう

ピアノひけるよ! レパートリー A/橋本 晃一

¥840
Amazon.co.jp

ズバリ、くそ楽譜です(おっと失礼)

最初の何曲かは童謡をユニゾンで弾かせて 先生か家族が弾けるような伴奏がつけてあります

中盤以降はソロですがとくに目新しい選曲なし

↑きっとピアノの先生の全員がすでに楽譜を持っている曲たちですね

バイエル併用曲集、とか名曲集:級編とかに入ってそう

最初の何曲かの連弾ですが 伴奏なんてピアノの先生だったら誰でも即興で弾けるし、お家の方が伴奏したい、と希望されたら5分で清書してあげられます(だって、曲がメリーさんの羊、とかだもん)

伴奏の希望が多ければ記譜ソフトを使って簡単に楽譜を作れます

この曲集でおカネ取るのはヒドイ!!!詐欺だ!!!!(まだ売っていることにさらにびっくり)

この楽譜に載っている 伴奏がきれいな響き、とか斬新なアレンジ、とかだったらわかりますよ?

でもこれってヤマハグルレの伴奏つけ課題を生徒の子供がやった?という程度です


こういう楽譜が平気で販売されているから 使用者側にも「先生、コピーでいいですよね」とかいう保護者が増えちゃうんだよ

ワタクシは楽譜のコピーをしていいのは 自分が買った楽譜の中で 「とくに細かく仕上げなくてはいけない課題曲だから コピーをとってそっちに注意を書き込む」、といった場合のみです、と生徒さんにお伝えします

みなさんも楽譜のコピーはしないでね

ちなみに無料ダウンロードできるようなバッハとかはどうせ深くお勉強するから 楽譜1冊買っちゃうほうが面倒なくていいですよ