筆無精であるが故に、卒業する6年生の中で最後になってしまいましたが、僕のこの部活に対する素直な気持ちを綴っていきたいと思います。拙い文章ですが、読んでもらえると嬉しいです。

 

引退試合から時間が流れ、部活の時間を思い出しては、6年でパンパンになった写真フォルダを見返して、寂しくなる今日この頃。

このようにブログを書いていると、ついに自分にも最後のバトンが回ってきたと感じてしまいます。

 

少し昔話をさせて下さい。僕がラグビー部に入るきっかけとなったのは、軟式テニスの新歓での石井・森口との出会いでした。

当時ガタイがデカく、見た目もイカつかった2人に話しかけられて、内心かなり怯えていた僕。

でも、安心してくれ1回生の自分。そいつらメッチャいい奴らだから。

そこからラグビー部の新歓に誘われて、通ううちにその魅力に惹かれ、入部するに至りました。

あのとき2人に会っていなければ、こんな楽しい学生生活を過ごせなかったかもしれないと思うと、少し怖くなってしまうこともあります。

 

きっかけはそんな感じでしたが、この部活に入部する1番の決め手となったのはアットホーム感でした。僕は高校時代のサッカー部が今でも好きなのですが、初めてラグビー部の新歓に行ったときに、同じような人の暖かさを感じました。そして、いざ入部してみると、個性的な人たちばかりで、先輩の局部を進んでいじる人、パトカーを煽る人、新歓飲みから先輩を煽っていく人など色んな人たちがいて戸惑いましたが、皆一様に暖かくて懐が深かったです。他の部活について詳しく知っているわけではないけれども、ラグビー部が阪大で1番間口が広くて優しい部活だと僕は思っています。

 

入部してからは苦しいときもありました。幹部のときに倉橋さんに大会で怪我を負わせてしまったこと。西医体で試合終了前のキックを外してしまったこと。そして、次の年、目標である西医体がなくなってしまったこと。辛くて1度部活を離れたこともありました。当時の僕は全部を処理できるほど強くありませんでした。

 

でも、離れてみて分かったのは、ラグビー部の皆といられる時間が自分にとってどれほど楽しくてかけがえのないものだったかということでした。あの後、出て行った僕が戻ったときに、何も言わずに受け入れてくれてありがとう。あのとき戻る選択をして心底よかったと今思います。

 

卒業する今となって頭に浮かんでくるのは、楽しかった思い出ばかりです。

全力で打ち込んだ練習の日々。

どんちゃん騒ぎした部飯や飲み会。

初めて試合でトライを取ったときのあの喜び。

皆で長い長いと言いながら過ごした神鍋での時間。

そして、試合で勝利したときの高揚感。

 

溢れてしまいそうなくらいラグビー部からは多くを得ました。

この部活で貰ったもの全部を心のアルバムに仕舞ってこの先も精一杯頑張りたいと思います。

 

 

最後に

 

先輩方へ

生意気で気の利かない後輩だった僕を時に叱ったり、時にフォローしていただき本当にありがとうございました。紆余曲折ありましたが、今こうやってラグビー部の一員として卒業出来ることを誇りに思います。

先輩方の優しくて強い、大き過ぎる背中を追ってここまで来ました。到底その背中には追いつけなかったけれども、自分なりに目一杯足掻きました。

先輩方と一緒にラグビー出来て幸せでした。今まで本当にありがとうございました。

 

後輩たちへ

僕自身は頼りない先輩だったけれども、ラグビーに一生懸命に取り組むような、どこに出しても恥ずかしくない自慢の後輩たちの先輩であれてよかった。

コロナによって、西医体や関西医歯薬などのラグビー部としての目標が揺らいでいる今、モチベーションが宙に浮いてしまっている人もいるかも知れないけど、そんなときだからこそ目の前の筋トレや遊びやバイト、何でもいいからそれらに全力で取り組んで欲しい。

「後のことは任せた」なんて言葉は少し無責任かもしれないけど、君たちなら大丈夫だと思う。ラグビー部を頼んだ。

 

マネージャーたちへ

無愛想な僕だったけれども、いつも支えてくれてありがとう。

雨の日やうだるような暑い日でも、皆を支え続けてくれてありがとう。

部員が試合で全力を尽くして闘えたのは、皆のサポートがあったからです。

卒業したマネさんたちも、今いるマネさんたちも本当に感謝しかありません。

 

 

同期へ

我儘な僕と一緒にいてくれてありがとう。

優しいお前らと過ごせたこの6年間はあっという間で、本当に楽しかった。

4人とラグビー部でここまで歩みを共に出来てよかった。4人が同期でよかった。

働き始めてから飲みに行ったときには、昔の思い出を肴にまたバカ笑いしたいな。

些細なことかもしれないけど、それが僕の将来の密かな楽しみだから。

 

 

 

数え切れないほどの思い出をありがとうございました。

クソお世話になりました!

 

 

 

ーこれからも、この先も、大好きなラグビー部へー

 

 

 

鈴木 望