“わたしたちの遺伝子は99.9%まで全く同じ”



目の前の人が


もう一人の自分だと思ったら


自分のことしか考えられないことに


罪悪感を抱いていた私は


すごくすっきりしたのだった




だってそれは堂々と


自分を喜ばせることばかり


考えていていいって


ことだから


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ここから先は


なぜそう考えるに至ったか?の話

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


どんなに理解しがたい人だって

どんなに近寄りたくない人だって



その人の中にある性質が

自分の中にもある可能性


完全に0だと言い切れるかというと


もちろんそんなことはないのであって



どんな人でも


柔らかく笑った笑顔は


まぎれもない「笑顔」なのだし


目の奥を覗き込めば


美しい色と深みを見ることが出来る



心から喜んでいる顔や

心から悲しんでいる顔は


私の心の何かを揺さぶる



そう考えたとき


私が今


笑っていないその人 のように


なっていないこと を 思うとき


その人がもしも 


もう一人の自分なのだとしたら と 思ったとき





だって私だって

憤って怒鳴ることも


苛々して人に当たることも


つい魔がさしてしまうことも


つい自分の利益を優先してしまうことも


何かを踏み外して全てを失ってしまうことも




ありえるわけだから



もう一人の私が別の時間枠で生きていて


もう一人の私としてこうやって目の前に現れてくれるのは

どういう意味があるんだろうと


考える




全くの他人を理解しようと思うと


気が遠くなって諦めたくなるときもあるけれど

この人は自分なんだ



って思ったら



少し機嫌を損ねてあまのじゃくになってる時の


自分の扱い辛さはよく知ってる


どこまでも頑なになって


本当は素直になりたいのに


どんどん強情になって 後戻りが出来なくて


だったら あの手この手で


笑顔にしてあげようじゃないかと

喜ばせてあげようじゃないかと


思えてくるのだ



私がこうやって苦しんでいるとき


どうやったらそれが楽になるだろう


何があったら楽になるだろう


何を見落としてしまっているのだろう


何への自信を失ってしまっているのだろう


本当はどう在りたいと思っているのだろう





だって私はいつだって


心からの笑顔でいたいって


本当は思っているってこと 知っているから