本 | 徒然ぱんだ ~ダウン症★育児日記~

徒然ぱんだ ~ダウン症★育児日記~

  
2011年1月11日生まれの息子、ももたろはダウン症です。

先天性の心室中隔欠損+肥大型心筋症という合併症。そして喘息もち。

育児、ダウン症についてなど、思いつくまま書いてます。

なんだか忙しくて、なかなか記事が書けないよ~ため息


ももたろくん、本に載りました。


と、言っても専門雑誌ですけど。



『小児看護』2013年9月号



STさんが訓練の様子を撮りたいということで、お役に立てるならどうぞと了承したのですが、ホントに写真が載ってる!

ようさんも見つけてくれました。



すごくちゃんと訓練ができてるように写ってます。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


巻頭言に、「オランダへようこそ」の話が載っていました。


ちゃんと読んだことはなかったのですが、改めて読んでみて…



あぁ、今ならわかるような感じがしました。


赤ちゃんの誕生を待つ気持ちは、イタリア旅行へ行く直前のワクワクした気持ちに似ている。


さあ、旅行へ出発。


飛行機が着陸して、スチュワーデス(今はCAというのか?)がやって来て


「オランダへようこそ」と言います。


なんでオランダ?イタリアに行くのを楽しみにしていたのに…



でもオランダへ着いてしまった以上、そこで過ごさなければならない。
新しくガイドブックを買い、新しく言葉を覚えなければならない。


だけど、オランダは飢饉や病気が蔓延するような恐ろしい土地ではない。


イタリアに比べて時間の流れはゆっくりで、華やかさはないけれど。


周りの人たちはイタリアに行ったことを楽しそうに話し、自慢する。


それを「自分も行きたかったのに…」と思い、イタリアに行けなかった痛みは決して消えることはない。


だけど、いつまでもイタリアに行けなかったことを嘆いていたら、オランダの素晴らしさや美しさをわかることはできない。


…という話。



生まれたばかりの時は、オランダなんて美しい(であろう)場所だなんて思えませんでしたけどね。



真っ白ともいうか、真っ黒ともいうか。

道も景色もないところ。



でもね、先輩たちはいっぱいいて、実はうっすらとは道を作ってくれていました。

この遅れに遅れた私の住む市でも。


今は、着いた場所がオランダだったことを、楽しいハプニングだったと思っています。


ダウン症は怖くありません。


ダウン子はとても愛らしいです。



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