子どもって | 徒然ぱんだ ~ダウン症★育児日記~

徒然ぱんだ ~ダウン症★育児日記~

  
2011年1月11日生まれの息子、ももたろはダウン症です。

先天性の心室中隔欠損+肥大型心筋症という合併症。そして喘息もち。

育児、ダウン症についてなど、思いつくまま書いてます。

保育所にムスメとももたろを迎えに行った夕方。



年長クラスでもやんちゃで有名なA君、帰り支度をしている私に後ろから目隠しして、だーれだをしてきました。



前にそれで相手をしたことがあり、子どもたちは私はそうしても大丈夫な大人だと思っているようです。



でも今回は、急いでいるし、金曜日で布団も持ち帰らなきゃで相手をしている余裕はなかったのと、眼鏡をかけていたのでレンズを触られたくなかったので、やめてほしいと言いました。



しかし、子どもはしつこい。



やんちゃ組の一人、B君も加わり、何度やめてと言っても、何度も目隠ししてきて眼鏡を汚す。



すると別の場所で遊んでいたももたろが私たちのところにやってきて、「あー!」「めー!」と言い出した。



私も、A君B君も、ももたろはどうしたのかわからずキョトンとしていたら、そばで様子を見ていたCちゃんという女の子が「ママが、A君とB君に虐められていると思って、やめてって言ってるんじゃない?」と言いました。



確かにももたろは、険しい顔して(ももたろにしては、ですが)、言い続ける。



本当のところはわからないけど、そうだとすれば、ももたろにハハを守ろうという気持ちがあることに私はいたく感動した途端、



A君B君は、ギャハハ~と笑い出し、「ももたろおもしれー!もっとやってみよー!」と言い、さらに私の肩によじ登ってきました。「ほら、どうだ、ももたろ!」と。



クラスでは大きい方なA君でも、所詮は6歳児。振り解くこともできたし、叱り飛ばすこともできましたが、保育所でケガをさせたり、A君が保護者に自分擁護な言いつけをされては面倒なので、さっさと支度を済ませてその場を離れることにしました。



その間も、ももたろは何かを言いたいけど「あー!」とかしか言えず、さらに面白がるA君B君。



本当に嫌なんです。
しつこいし、眼鏡は汚され、重たい。
なのに、先生は楽しくおふざけしてるくらいに思ったのか、仲裁してくれず。



でも一番悲しかったのは、真剣に怒っていたももたろを笑い飛ばして面白がり、茶化してさらに怒らせてみることに喜びを感じる、健常児A君B君の残忍さでした。



自分が乗っかられて辛いのより、ももたろが笑われて面白がられていることで、本気で殴り飛ばしたい衝動に駆られました。



やんちゃだとは知っていたし、先生方も手を焼いているのもわかっていたけど、人が嫌がることはしつこくしないなんてこと、健常児でもわからないなんて。



ももたろは喋れないし、覚えるのに時間はかかるけど、他の子が泣いていれば寄り添おうとする優しい気持ちはあるのに。



残忍な健常児。
それに対抗する手段のない障害児。



救われない気持ちでいっぱいです。




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