卒園式 | 徒然ぱんだ ~ダウン症★育児日記~

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2011年1月11日生まれの息子、ももたろはダウン症です。

先天性の心室中隔欠損+肥大型心筋症という合併症。そして喘息もち。

育児、ダウン症についてなど、思いつくまま書いてます。

3月17日金曜日 晴れ



ももたろ、5年間お世話になった保育所の卒園式でした。



ムスメのも合わせると、8年間。
暖かく、優しく子供たちを育んでくれた保育所とも、お別れです。



とは言え、3月31日までは通うんですがね。




ムスメの卒園式の時は、一週間前くらいから卒園式を想像するだけで涙がじんわり出てきてしまい、




泣くのが予想できたので、式の朝はアイメイクはせずに行きました。




案の定、保育所に着いて「そつえんしき」の看板を見ただけで涙が溢れ、式の間はずっと泣いていました。




が、今回は全然気分は落ち着いていて、涙が押し寄せて来る感じが無かったので、メイクも普通に、出かけました。




年長クラスには、それぞれのご家庭で作ってきたみんなの卒アルが飾られ、成長が感じられます。




卒アルを眺めたり、写真を撮り合ったりしてるうちに、開式です。




自分の子どもとは対面になるように座ります。




一人一人、生年月日順に、円を描くように入場し、着席します。




そんなこと、ももたろに出来るんだろうか?
ま、いざとなったら、加配の先生の手助けがあるだろうとハラハラしながら、いよいよももたろの番!



なんてことなく、クリア!
入場し、円を描くように歩き、自分の席に座ることができました。
立派でした!




式の間も静かに座って、所長先生の話も聞けました。




次に卒園証書の授与。
名前を呼ばれたら、はいと返事をして、正面の所長先生のところで証書を受け取ります。




他の子のようにシャキッとはしてませんでしたが、ちゃんと受け取って、自分の席まで戻りました。




ハハ、ドキドキハラハラで、泣く余裕もありません。




でも、卒園児起立の号令で立ち上がることもできたし、在園児からの花も受け取れました。




在園児からの歌、先生方からの歌を聴き、卒園児からも歌を歌います。




退場は、ハハと手を繋いで。



歩き出すももちゃんに拍手を送ろう



と、歌ってもらうのに合わせて退場します。



それもちゃんとタイミング良く立ち上がり、一緒に礼をして退場できました。




控え室で着替えて、卒園式第2部。




荒馬踊りから始まり、子供たちがピアノに合わせてリズムをやります。



かわいい子どもたち。
みんな、立派な練習の成果を見せてくれます。



ハハは、ももたろがちゃんと出来るのかハラハラしながら見ていましたが、みんなと一緒になって、よく出来ていました。



まりつきやコマ回しはちょっと下手くそだったけど、


滑舌が悪いながらも「こままわし」と言いながらコマを回す姿は、予想以上の出来でした。



そして竹踊り。
大人でも難しそうなのに、子どもたちは上手に竹の間をステップ踏んで行きます。




ももたろにはさすがにレベルが高すぎ…
先生と一緒に、竹を跨いでいました。




最後は歌。
手話を交えた歌もありました。



ここまで覚えた子どもたち、素晴らしい成長を見せてくれました。



ももたろも、正直、みんなと一緒に出来るとは思ってなかったこともできたので、ハハは感動です。



その後、園庭に出て、竹馬の披露です。
自分の身長くらいもある高さで易々と歩く子もいました。



ももたろは、どうやら先生特製の小さい竹馬。
ぽっくりに毛の生えたような感じですが、ももたろは先生に支えられながら、ゴールまでこなしました。




そしてまた正装に着替えて、会食です。
めでたい日のお赤飯です。



ももたろは普段は箸を使いませんが、頑張って箸で食べていました。



ハハがももたろを見ている時間は、平日夕方のわずかな時間と寝顔。そして休日。



忙しさを言い訳に、ももたろにはどうせ出来ないんだからと、ハハが先回りしてやってしまったり、手伝ってしまったりすることが多いです。




保育所での毎日は、もちろん同じには出来ないながらも、他の子どもたちと同じようにいろんなことに頑張ってきたようです。




担任の先生と加配の先生のサポートを受けながら、ももたろなりではありますが、予想以上に頼もしい成長をした保育所生活だったことが、卒園式でわかったような気がします。




普段はちょっと怖いところもある担任の先生も、いつも優しい加配の先生も、卒園式でも謝恩会でも泣いていて、ハハももらい泣き。




これでもう保育所ともお別れかと思うと、涙もろいハハはもっと泣いてもよさそうなものですが、ムスメの時のようにおいおい泣いたりはしませんでした。




ももたろがちゃんと出来るのか、ハラハラする気持ちの方が強かったのかも。



ムスメは0歳から、ももたろは1歳から、育ててくれた先生方と保育所には、ただただ感謝です。




卒園は少し寂しいけど、本当はももたろなんてもう一年就学延期して預けていたいけど、それでもいつまでも保育所にいられないし。




ありがとう、保育所!




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